LG U+がPQC対応SDNとSOLMAE電子署名をTTA標準化

LG U+は量子コンピューター時代に備えた量子耐性暗号（Post-Quantum Cryptography、PQC）技術を適用したSDNインターフェースと、NTRU格子基盤の「SOLMAE」電子署名方式が韓国情報通信技術協会（TTA）で標準として制定されたと30日明らかにした。

今回の標準制定はLG U+の技術戦略を反映した結果であり、国家と産業のセキュリティ体制を強化し、グローバル標準競争で優位を確保するための重要な一歩である。

1つ目の標準は量子耐性暗号を支援する暗号化装置（QENC）とソフトウェア定義ネットワーク（SDN）間の連携のためのインターフェースで、REST-API基盤によりリアルタイムの状態モニタリングと証明書管理、ポリシー設定が可能である。この技術は超高速ネットワーク環境でセキュリティを強化し、LG U+はこれを特許出願して競争力を確保した。

2つ目の標準はSOLMAE電子署名方式で、量子コンピューターの登場に対しても安全性を担保し、メッセージの完全性、認証、否認防止機能を提供する。SOLMAEはIoT機器など資源制約のある環境でも活用でき、さまざまな産業分野へ拡大する見通しである。

LG U+は来年から公共機関と金融業界での実証事業を推進し、6G移動通信やスマートファクトリーなど産業全般へ技術を拡散する計画である。