S2WがRSグループと提携しインドネシアでAI事業展開へ

S2Wはインドネシアのロイヤルスマトラグループ（以下RSグループ）と戦略的パートナーシップを締結し、ビッグデータ分析および生成型人工知能（AI）、AIセキュリティ技術などが結合する分野で相互に協力すると24日に明らかにした。

RSグループは防衛産業、医療機器製造、不動産開発など多様な産業分野にわたり20余りの系列会社を運営し、東南アジア地域を中心に広範な事業インフラとネットワークを構築している。

両社は今回のパートナーシップを通じて、S2WのAI基盤データインテリジェンスおよびサイバーセキュリティ技術力とRSグループの広範なビジネスポートフォリオ間のシナジーを創出できる事業機会を模索する。S2WはRSグループとのパートナーシップを足がかりに現地企業間取引（B2B）市場に進出し、アセアン（ASEAN・東南アジア諸国連合）地域全般へ事業領域を拡張する計画だと明らかにした。

イ・スンジュンRSグループ代表は「RSグループの事業能力とS2WのAI・ビッグデータ技術が結合すれば、インドネシアはもちろんアセアン全域で実質的な成果を創出できるだろう」と述べ、「今回のパートナーシップを機に、両社が推進できる協力事業を段階的に具体化していく」と語った。

ソ・ヒョンミンS2W戦略企画室長は「インドネシアは堅調な経済成長とデジタルトランスフォーメーション（DX）の拡大を追い風に先端技術需要が急増している中核市場であり、S2Wの中長期成長をけん引する戦略拠点だ」と述べ、「二度にわたる政府機関とのソリューション供給契約で証明した技術力にRSグループとの協力シナジーを加え、インドネシアおよび東南アジア全域へS2Wの事業舞台を広げていく」と明らかにした。