Nota AIとユタプソフトがオンデバイスAIチューターを共同開発へ

人工知能（AI）モデルの軽量化・最適化技術企業であるNota AIは、AIエデュテック企業ユタプソフトと手を組み、「オンデバイス（内蔵型）AIチューター」の開発に乗り出す。

Nota AIは19日、18日にソウル・サムソン洞でユタプソフトと「オンデバイスAI基盤の教育サービス事業協力」に向けた覚書（MOU）を締結したと明らかにした。両社は、ユタプソフトが保有する教育事業者向けAIチューター開発のケイパビリティとNota AIのAI軽量化技術を組み合わせ、教育専用端末（タブレットなど）に最適化した生成AI基盤のAIチューターサービスを商用化する計画である.

両社が構想中の「オンデバイスAIチューター」は、外部サーバー（クラウド）を経由せずタブレット端末自体でAIチューターが駆動する方式を基本とする。ただし推論の結果が多く必要となる場合に限り、外部サーバーと連動するハイブリッド方式を検討している。

今後協力が具体化すれば、ユタプソフトは当面、英語スピーキング特化AIチューターモデルと大規模言語モデル（LLM）基盤の問題銀行特化AIチューターモデルの企画と開発を主導する方針だ。Nota AIは自社の中核技術であるAIモデル最適化プラットフォーム「NetsPresso」を活用し、データに基づくファインチューニングと、当該AIチューターモデルをタブレットなどのハードウエア性能に合わせて圧縮・最適化する作業を一手に担う。

チェ・ミョンスNota AI代表は「教育事業者向けAIサービスモデルの軽量化は、ハードウエアの制約が多いモバイル教育環境で不可欠な技術だ」と述べ、「実際の教育現場で意味のあるイノベーション事例を生み出せるよう積極的に支援する」と語った。