ハングルとコンピュータ（ハンコム）とハンコム・インスペースが文書と映像データ分析分野で人工知能（AI）技術力を認められ、副首相兼科学技術情報通信部長官賞を受賞した。
ハンコムは19日、「アジアAI大賞」で公共と民間を網羅するAIの革新成果を創出し、これを通じて大韓民国のデータ主権確保に寄与した功労により、副首相兼科学技術情報通信部長官賞を受賞したと明らかにした。
ハンコムは最近、公共部門の大規模AI転換事業を相次いで受注し、行政と教育分野を中心に市場を拡大している。「AIが読めるアレアハングル」文書技術で大韓民国の独自AIエコシステム構築に向けたデータ基盤の整備にも乗り出していると自己評価した。
ハンコムのAI技術の拡張は映像データ分析分野へとつながっている。ハンコムが筆頭株主であるAIデータ分析専門企業のハンコム・インスペースは、情報通信産業振興院（NIPA）が主催した成果報告会で知能情報化有功企業に選定され、副首相兼科学技術情報通信部長官賞を受賞した。
ハンコム側は、ハンコム・インスペースが自社保有のマルチインテリジェンス技術を単純な実証段階を越えて本格的な事業化および運用段階に定着させたとの評価を受けたと説明した。衛星とドローン、地上センサーなど異種データを収集・融合・分析するこの技術は現在、公共と民間の多様な現場に適用され、技術的完成度と現場運用の適合性が検証されている。
最近はヌリ号の4回目の打ち上げを通じて自社製作衛星「セジョン4号」を軌道に成功裏に投入し、AI高度化に必須の高解像度映像データを自前で確保できるパイプラインを拡大した。
キム・ヨンスハンコム代表は「今回両社の同時受賞は、ハンコムが大韓民国のAI技術自立とエコシステム拡散に実質的に寄与していることを示す成果だ」と述べ、「今後も蓄積したデータ資産と技術力を土台に、公共と企業の成功的なAI転換を導く強固なパートナーになる」と語った。