HPコリアが超小型AIワークステーションZGXナノG1n発売

HPコリアは開発者やデータサイエンティストなどAI職種の従事者向けの新しいワークステーション「ZGXナノG1n AIステーション（ZGX Nano G1n AI Station）」を韓国で発売すると17日に明らかにした。

ZGXナノG1nは150mm四方の超小型デスクトップフォームファクターに、大規模AIモデルの実行に向けた演算環境を実装した。データを外部サーバーに送らず、機器内部で直接処理するローカル方式でAI開発と推論を行い、クラウド依存を抑えた。

「ZGXナノAIステーション」は、未来の業務（Future of Work）を新たに定義するという企業ビジョンの下でHPが新たに打ち出したラインアップである。ローカルAIコンピューティング需要の増加、データセキュリティ強化の必要性の高まり、クラウドコスト負担など変化する環境に対応するために考案した。今回のZGXナノG1nは、従来のデスクトップ・ノートPC環境で不足していた大規模モデル処理と開発者体験を補完し、企業のAIワークフローを段階的に拡張できる基盤を提供する。

キム・デファンHPコリア代表は「AI開発環境では速度・セキュリティ・コスト効率が企業競争力に直結する」と述べ、「ZGXナノG1nは開発者が複雑な設定なしに作業を開始し、高度化したモデルまでローカルで扱える環境を提供する。AI開発の速度と安定性、効率を新たな水準へ引き上げる」と語った。