サムスン電子は世界の主要エネルギー企業との協力を拡大し、利用者の電気料金削減を支援すると16日に明らかにした。
サムスン電子はイタリア最大の電力・エネルギー企業であるエネルとパートナーシップを結び、16日（現地時間）からサムスンの洗濯機購入者に洗濯用の電力を無料で提供することにした。サムスン電子は2年間で最大180kWh（キロワット時）の電力を支援する。これはサムスン電子のA等級洗濯機を約2年間使用できる電力量である。
これに先立ちサムスン電子は先月、英国のエネルギー企業ブリティッシュガスと協業し、サムスン電子製品購入者専用の「サムスン週末セイバー固定料金プラン」を発売した。
この料金プランは土・日曜日の午前11時〜午後4時、家庭の電気料金を50%割り引く。これにより利用者の金銭的負担を軽減し、電力網の過負荷を緩和しつつ電力の活用度を高めることができるとサムスン電子は説明した。
サムスン電子はオランダのエネルギー企業クールブルーともパートナーシップを通じて、正午12時〜午後3時にサムスンの洗濯機・乾燥機を使用する際、電気料金を無料で支援する特典を提供している。
米国のエネルギー企業リフとは、SmartThingsに接続された家電の消費電力を最適化する「フレックスコネクト」プログラムを通じ、電力需要が集中する際にAI（人工知能）節約モードを活用するようにしている。
パク・チャンウ サムスン電子B2Bソリューションチーム副社長は「サムスン電子の家電利用者に多様な電気料金の特典を提供するため、エネルギーパートナーシップを継続的に拡大している」と述べ、「SmartThingsを持続的に高度化し、スマート家電との連携を強化してエネルギー効率とユーザーの利便性を同時に高めるために努める」と語った。
サムスン電子は来年1月、米国ラスベガスで開かれる世界最大の家電・IT展示会CES 2026で、業界をリードするエネルギー高効率AI家電を披露する予定である。