NAVERクラウドが専門家なしでも誰もが業務に最適化した人工知能（AI）アシスタントを自ら作成できる「ネイバーウェークスAIスタジオ」を発売したと1日に明らかにした。会社は業務コラボレーションツールであるネイバーウェークスにNAVERのAI技術を継続的に追加し、AI協業プラットフォームとして高度化する計画である。
「ネイバーウェークスAIスタジオ」はメッセージや掲示板などのデータを基に、カスタマイズした業務用AIアシスタントを容易に制作できるツールだ。汎用データを基盤とする一般的なAIチャットボットと異なり、社内資料を活用して実務に最適化したAIを構築できる点が特徴である。例えばネイバーウェークスメッセージで必要な情報を即座に見つけてくれる「メッセージ検索専門家」、要点だけを抽出してカスタマイズした報告書作成を支援する「週間レポートマスター」など業務に直接役立つアシスタントに加え、「ランチメニューの推薦」、「メッセージに基づくMBTI分析」など同僚との円滑なコミュニケーションのための多様で創造的なアシスタントの制作も可能だ。
ネイバーウェークスのAI機能も大幅に強化された。メールでは従来の下書き生成、文体変換に加え、文の改善、予定とToDoの推薦、返信提案などの機能が追加された。ドライブでは、アップロードしたファイルを追加作業なしに要約したり、ファイル内コンテンツを英語、日本語、中国語にその場で翻訳する機能も追加された。
フジ・キメラ総研によると、ネイバーウェークスは日本市場で8年連続で有料ビジネスチャット市場の1位を占めている。グローバル顧客社は59万、利用者数は580万以上である。
NAVERクラウドはネイバーウェークスに継続的にAI機能を追加し、業務生産性に資するコラボレーションツールとして高度化する計画だ。
キョン・ソンミンNAVERクラウドのクラウド製品戦略総括理事は「AIスタジオを通じて各企業が固有の業務環境に応じたカスタマイズAI体験を試すことができると期待している」と述べ、「ネイバーウェークスに多様なAI機能を継続的に追加し、働き方の実質的な変化をもたらすよう努める」と語った。