クアルコムのSnapdragon 8 第5世代モバイルチップ。/クアルコム提供

サムスン電子のモバイルアプリケーションプロセッサー(AP)事業が長期の不振を断ち、新製品「Exynos 2600」を国内で発売されるGalaxy S26の無印モデルとプラスモデルに搭載するとみられる一方、消費者の間では不満まじりの声も出ている。

これまでサムスンのフラッグシップスマートフォンに搭載されてきたクアルコムのSnapdragonに代わりExynosシリーズが搭載されることで、スマートフォンの使用体験と性能に対する懸念が提起されているということだ。複数の市場調査会社の消費者購入意向調査でSnapdragonへの嗜好が圧倒的であることが示され、サムスン電子でスマートフォン事業を担当するMX(モバイル体験)事業部の悩みも深まっている。

20日、業界によれば、クアルコムが独自に実施した消費者調査で、Snapdragonを搭載したスマートフォンの購入意向が他社モバイルチップ搭載スマートフォンより3倍高いことが分かった。さらに、回答者の84%がクアルコムをスマートフォンプロセッサー分野のリーダーと評価し、平均16%水準の価格プレミアムを支払う意思を示した。

他の市場調査会社の結果も同様だ。最近、PhoneArenaで実施したグローバル投票の結果でも、Galaxyシリーズに搭載されたSnapdragon 8第5世代とExynos 2600のうち、どのチップセットを好むかという質問に、10人中9人以上がSnapdragonを選んだ。バッテリー効率、人工知能(AI)性能、接続性など全般的な安定性の面でSnapdragonが優位だという評価だ。

特にAIの適用が徐々に拡大し価格帯も上がっているスマートフォンの購買において、頭脳に当たるAPは消費者の選択で重要な考慮事項だ。とりわけGalaxy S25の成功にSnapdragonチップが安定的なアプリ起動で重要な役割を果たした点を勘案すると、こうした懸念は妥当だとする分析も出ている。

業界関係者は「Snapdragonシリーズは自社設計コアでArmが提供するリファレンスデザインよりはるかにAndroidエコシステムに適合したカスタムチップセットを設計してきた」と述べ、「Snapdragonを基盤とする画像生成、テキスト要約、写真編集など多様なAI機能がすでにAndroid開発者エコシステム全般で有利な地位を占めている」と説明した。

クアルコムとサムスン電子のシステムLSI事業部のモバイルチップのアーキテクチャ設計方式が異なる点も変数だ。両チップの性能差により、Snapdragon搭載モデルとExynos搭載モデルで使用体験に差が生じる可能性がある。この場合、Exynos 2600搭載が確定した韓国と一部アジア諸国の消費者が不満を提起する可能性もある。これはMX事業部が最も懸念する部分でもある。

クアルコムとサムスン電子はいずれもArmの半導体デザインを採用するが、設計方式は大きく異なる。Armはファブレス(半導体設計専業)企業がチップを容易に設計できるようモバイルAPの標準デザイン(リファレンス)を提供するが、ますます複雑化し高度の性能を要求するスマートフォンでは、このようなリファレンス設計が十分でない場合が大半だ。

このためクアルコムはArmの省電力技術を骨格とする命令セットのみ一部採用し、性能を高めるためにコアアーキテクチャを直接新たに作る「フルカスタム」方式を採用している。中でも核心技術は、クアルコムが長年研究・開発してきた「ヘテロジニアス(heterogeneous・異種)コンピューティング」アーキテクチャだ。チップセットに集積された中央処理装置(CPU)、グラフィックス処理装置(GPU)、神経網処理装置(NPU)、メモリー、センシングハブなど主要要素が独立して役割を果たし、同時に相互補完的な役割を果たすようにしたプラットフォームである。

サムスン電子もクアルコムやアップルのようなフルカスタムコア設計能力を備えるため長年努力してきたが、数年前にプロジェクトを中止し、現在はArmの標準デザインを基にチップを設計している。ただしサムスン電子も標準デザインの限界を克服するため「ハーフカスタム」形式で設計の一部変更や最適化を試みているが、クアルコムやアップルと同水準を期待するのは難しいという評価が支配的だ。

フルカスタムのカスタマイズドアーキテクチャ設計は、スマートフォンの使用環境に最適化して実使用の体験を引き上げる利点がある。ベンチマークで良好な数値を達成した一部チップが実際にスマートフォンに搭載されると同等の性能を発揮できないのは、ベンチマーク自体が一部の性能しか測定せず、接続性やカメラ・オーディオ品質、バッテリー効率、充電速度、システム安定性など「体感性能の総和」を盛り込みにくいためだ。

一方、サムスン電子のMX事業部は国内発売のGalaxy S26製品の初回ロットにExynos 2600搭載を確定したが、今後の消費者反応を懸念しているとされる。サムスンに詳しい関係者は「以前にも国別でチップを変えて搭載した事例があり、実際にスマートフォンの性能差が一部発生した事例があった」と述べ、「初回ロット出荷後の消費者反応に応じて一部の変更が必要であれば、検討しない理由はない」と説明した。

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