人工知能半導体（AI）市場を牽引する米国のエヌビディアは20日（韓国時間）に発表した7〜10月期の前四半期（8〜10月）の決算で、売上高570億600万ドル（約83兆4000億ウォン）を計上した。前四半期比22%、前年同期比62%増となり、四半期ベースで過去最高を更新した。
7〜10月期の米国一般会計基準（GAAP）ベースの総利益率は73.4%、Non-GAAPの総利益率は73.6%である。希薄化後1株当たり利益（EPS）もGAAP・Non-GAAPともに1.30ドルを記録した.
売上高は市場調査会社LSEGが集計した市場予想の549億2000万ドルを上回り、EPSも予想の1.25ドルを上回った。
中核事業であるデータセンター部門の成長が奏功した。7〜10月期のデータセンター売上高は512億1500万ドルで、1年前より66.4%増となり過去最高を記録した。ゲーミングの売上高は42億6500万ドルだった。
ジェンスン・フアン エヌビディア最高経営責任者（CEO）は「ブラックウェルの売上は爆発的に伸びており、クラウド向けグラフィックス処理装置（GPU）はすでに完売している」と述べ、「学習と推論の全般でコンピューティング需要が引き続き加速しており、各部門が指数関数的に成長している」と強調した。さらに「われわれはAIの『善循環の輪』に入った」として、「AIエコシステムは非常に速いペースで拡大している」と説明した。
事業部別では▲データセンター512億1500万ドル▲ゲーミング42億6500万ドル▲プロフェッショナルビジュアライゼーション7億6000万ドル▲オート5億9200万ドル▲OEM・その他1億7400万ドルだった。AIサーバー向けGPU需要が爆発し、データセンター売上は前年に比べ大幅に増加した。
エヌビディアは10〜12月期の売上高を650億ドル±2%と見込む。アナリストは620億ドルを予想しており、一部の予測は750億ドルまで高く提示された。エヌビディアのこのような好業績は、人工知能（AI）需要の急増とサーバー向け半導体需要の回復が重なった結果と解釈される。
市場では今四半期の業績が予想を上回ったと評価しつつも、競争激化や中国向け輸出規制など主要な変数に対するエヌビディアの説明に注目している。ジェンスン・フアン エヌビディアCEOはカンファレンスコールでAIインフラ需要の長期的な持続可能性と主要パートナーシップの状況をアップデートする予定である。
決算発表後、エヌビディアの株価は時間外取引で上昇している。米東部時間午後4時37分、エヌビディアは前日比3.64%高の193.30ドルを記録した。