京畿道城南市盆唐区にあるカカオ「パンギョアジト」の様子/News1

カカオのある幹部が子どもの結婚式で社員を祝儀金の受付業務に動員したとの疑惑が浮上し、社内で論争になっている。当該幹部が所属する組織がカカオの倫理・経営の透明性を総括する部署である点から、社員の間では「フラットな文化が崩れた」という批判が出ている。

13日、カカオおよびIT業界によると、カカオCA協議体所属の幹部A氏は今月初めにソウルのあるホテルで子どもの結婚式を行った。当時、現場ではCA協議体所属の社員が祝儀台に座り、参列者の祝儀金を受け取る役割を担ったとされる。

A氏の結婚式動員疑惑は、最近会社員の匿名コミュニティ「ブラインド」に「娘の結婚に社員を呼んで仕事をさせたそうだが、これ大丈夫か?」という投稿が上がり、拡散した。投稿者は「結婚は私的な行事なのに、なぜ社員が行って仕事をするのか」とし、「最近は大企業でもこうした事例は見られない」と指摘した。

当該投稿には「お願いでなければ明白な強制」「お願いでも上下関係では指示と受け取られ得る」「雇用労働部が例として挙げた典型的な職場内いじめ」など70件を超えるコメントが付き、論争が拡大した。

これに対し祝儀台に座っていた一部の社員は「結婚式当日の混雑した状況を考慮し、自発的に手伝った」と弁明したが、社内では「上司が頼めば事実上の指示と感じざるを得ない」という懐疑的な反応が優勢だ。ある社員は「カカオでは代表の慶弔事でさえ会社として関与しない文化だったのに、倫理を担当する幹部がこうしたことをしたのは衝撃的だ」と語った。

問題の幹部A氏はSグループ系列会社の法務チーム長と大手ローファームの弁護士出身で、昨年5月にカカオに合流し、法務・監査・倫理業務を総括する中核ポストを担っている。カカオの社員の間では「倫理を管理すべき幹部が自ら倫理を崩した」との批判が噴出している。

一方、カカオのコントロールタワーの役割を担うCA協議体は、2021年の「タコ足拡張」と「カカオペイのモラルハザード(利益確定売りによる批判)」論争以降、組織刷新のために新設された組織である。だが幹部人事を中心に各種の問題が繰り返され、「刷新の象徴」ではなく「論争の震源地」に転落したとの指摘が出ている。実際、2023年にはCA協議体内の経営支援幹部B氏が会議中の暴言や職場内いじめなどで解任され、SMエンタテインメントの株価操作疑惑で物議を醸したペ・ジェヒョン前投資総括代表もCA協議体出身だった。

カカオ内部では「グループを刷新するとして作った組織が、かえって刷新の対象になった」という自嘲混じりの声が出ている。ある社員は「カカオの核心価値だったフラットで合理的な文化が次第に権威的に変わっている」とし、「今回の論争が組織文化を振り返る契機になるべきだ」と述べた。

カカオ側は「事実関係を確認している」と明らかにした。

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