カーボンブラックは、第一次世代の医療人工知能(AI)企業の一つに数えられる「Lunit」の共同創業者だったチャン・ミンホン前CBO(最高ビジネス責任者)をパートナーとして迎え入れたと12日に明らかにした。
カーボンブラックは、2019年に約2300億ウォンで米ナスダック上場企業コグネックス(Cognex)に買収されたマシンビジョン企業「スアラブ」の副代表出身であるムン・テヨン代表と、スアラブで戦略を担当しボイスルでCFOを務めたキム・ジョングァン副代表が意気投合して昨年設立したフィジカルAI専門の「ベンチャースタジオ」だ。
韓国ではまだなじみが薄い概念であるベンチャースタジオは、既に設立されたスタートアップに単に投資するベンチャーキャピタル(VC)と異なり、資金調達、コア人材の獲得、事業戦略の策定、市場拡大など全過程を主導する役割を担うカンパニービルダー型ビジネスモデルである。代表例として、製薬分野で「モデルナ(Moderna)」を生み出した米国の「フラッグシップ・パイオニアリング(Flagship Pioneering)」がある。
2021年にMITテクノロジーレビューの「35歳以下韓国イノベーター」に選ばれたチャン・ミンホン・パートナーの合流により、カーボンブラックは経営陣全員がAI分野での成功的なエグジット(Exit)経験を基に、ベンチャーおよびAI産業内で独歩的な専門性と実行力を一段と強化することになった。
ムン・テヨン・カーボンブラック代表は「Lunitで医療映像ソリューション事業を総括し、GEヘルスケア、フィリップス、富士フイルムなどグローバル医療機器リーダーと戦略的パートナーシップを構築し、国内外での事業拡大を牽引してきたチャン・パートナーの経験は、カーボンブラックの成長に大きな力となる」と述べ、「産業現場に潜むデータにAI的な価値を生み出し、チャン・パートナーの専門領域であるグローバル市場拡大に注力する」と明らかにした。
一方、カーボンブラックは昨年、イェール大学研究陣のキム・ジェヒョク共同代表とMITでロボット工学の博士号を有するソ・ヒョンジュCTOとともに、最初の会社である製造業特化のフィジカルAI企業「カーボンシックス(CarbonSix)」を設立し、9月に業界で初めて標準化されたフィジカルAI製品「シグマキット(SigmaKit)」を通じてフィジカルAI技術の商用化に成功した経緯がある。