アイムー(Imoo)のウォッチフォンZ7。/アイムーのYouTube画面

グローバルのスマートウオッチ市場の調査結果をみると、聞き慣れない企業がある。子供向けスマートウオッチを販売する中国の「アイムー(Imoo)」だ。アイムーはリアルタイムの体温共有や位置追跡など、子供と親に親和的な機能を搭載したスマートウオッチを投入し、グローバル市場でシェア4〜5位を維持している。

10日に市場調査会社IDCによると、今年第2四半期時点でアイムーのグローバルスマートウオッチ市場シェアは6%で5位だった。同期間にサムスン電子はシェア6.5%で4位を記録した。出荷台数はアイムーが300万台、サムスン電子が320万台を達成した。

アイムーが人気を得ている理由は、アップルなどのプレミアムブランドに比べ多様な価格帯と言語を提供し、アジア・太平洋地域の子供向けスマートウオッチ市場を先占しているためだ。アイムーの最新製品は中国語、英語だけでなく、繁体字とタイ語まで提供する。アップル製品の価格は最低でも30万ウォン台後半から始まるが、アイムーは20万ウォン台前半でも購入できる。ただし韓国にはまだ進出していない。

グローバル・マーケット・インサイツは、昨年のグローバル子供向けスマートウオッチ市場ではアップルが優位に立ったが、アジア・太平洋地域のような特定市場では、アイムーがシェア48%でファーウェイやシャオミを上回り1位を占めたと説明した。

一部の国でのみ発売されたアイムーのウォッチフォンX10。/アイムーのシンガポール公式サイト画面

◇ Galaxy Watch 8と近いサイズ…21万ウォンから50万ウォン台まで多様

アイムーは2010年にBBK傘下で設立された子供向けスマートウオッチ専門ブランドである。BBKはオッポ(Oppo)やビボ(Vivo)など中低価格のスマートフォンメーカーも運営している。会社によると、「アイ」と発音する「I」は「個性(individuality)」と「知性(intelligence)」を意味する。子供も大人のようにそれぞれ個性と知性を持つ存在として受け止めるという意味を込めた社名である。

アイムーの欧州のホームページでは現在、自社スマートウオッチであるウォッチフォン(watchphone)Z7とウォッチフォンZ1の2製品とワイヤレスイヤホンを販売している。シンガポールのホームページでは今年発売されたウォッチフォンX10モデルも購入できる。X10のサイズはバンド装着時に横56.29mm、縦43mm、厚さ13.9mmで、Galaxy Watch 44mmモデルと大きさが近い。ディスプレーは1.6インチでGalaxy Watch 8より0.3インチ大きい。4G(第4世代移動通信)ネットワークまで対応し、価格はシンガポール基準で52万ウォンである.

昨年発売のZ7のサイズは縦57.9mm、横41.5mm、厚さ15.2mmで、サムスン電子のGalaxy Watch 8基本モデルと近い。ディスプレーは1.3インチで、Galaxy Watch 8より0.2インチ小さい。2021年発売のZ1のサイズは縦51.1mm、横41.7mm、厚さ15.2mmである。ディスプレーは1.3インチだ。価格は欧州基準でそれぞれ36万ウォン、21万ウォンである.

◇ 位置追跡機能から体温測定まで…分離型、フリップ型も投入

アイムーがグローバルのスマートウオッチ市場で存在感を示せる理由は、子供と親の双方に親和的な機能を提供するためである。X10とZ7を見ると、両製品ともカメラと位置追跡機能が目立つ。親が子供の位置をリアルタイムで確認でき、カメラを搭載しビデオ通話も可能だ。

X10はアイムー初の「分離型」製品で、本体をバンドから外して使用できる。子供が特定の建物の何階にいるかまで追跡可能だと宣伝している。Z7は「フリップ型」製品で、本体を上へ折り上げると写真撮影ができる。

両製品はともにApple WatchやGalaxy Watchのようにヘルスケア機能も備え、心拍数と血中酸素濃度を測定してくれる。運動の種類に応じて消費カロリーも知らせる。防水機能もあり、水泳の際にも着用できる。Z1はヘルスケア機能はないが、位置追跡機能とビデオ通話機能を搭載した。

とりわけZ7とX10に搭載されたリアルタイム温度測定機能が人気を集めたとされる。会社によると、両製品は24時間にわたり子供の体温変化を追跡し、発熱の兆候が現れると親に通知を送る。この機能のおかげでアイムーは新型コロナ期間に人気を博し、グローバルのスマートウオッチシェアで3位まで上がったことがある。

子供向けスマートウオッチの需要は一段と増える見通しだ。昨年時点のグローバル子供向けスマートウオッチ市場規模は112億ドル(15兆7136億ウォン)と評価された。グローバル・マーケット・インサイツは、子供向けスマートウオッチ市場が2034年まで年平均8.7%成長すると見込んだ。

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