「ジェンスン・ホアン エヌビディア最高経営責任者(CEO)がSKハイニックスを『メジャーサプライ』(核心供給社)に指名した。」
崔泰源(チェ・テウォン)SKグループ会長はソウルのCOEXで開かれた「SK AI サミット(Summit)2025」で取材陣と会い「いずれにせよ目的は顧客の要求に合わせ、適期に適切にチップを供給することだ」と述べ、このように明らかにした。
ホアンCEOは先月31日、キョンジュのアジア太平洋経済協力体(APEC)CEOサミットと別途の記者懇談会を通じてSKハイニックスを重要な供給社として言及したことがある。ホアンCEOはキョンジュで崔会長と会合し、「我々の友情と世界の未来のために!」(TO OUR PARTNERSHIP AND FUTURE OF THE WORLD!)という文句と直筆サインが入ったエヌビディアの個人用AIスーパーコンピューター「DGXスパーク」を贈呈したりもした。
SKハイニックスはエヌビディアにHBM3E(第5世代HBM)8段と12の物量の大半を先行供給し、HBM市場を主導している。第4四半期にエヌビディアにHBM4(第6世代HBM)12段をメモリー半導体企業の中で最も早く出荷する計画だとされる。
SKハイニックスは第3四半期の業績発表カンファレンスコールを通じて、エヌビディアを含む主要顧客社を対象に来年のHBMとDRAM、NANDフラッシュメモリーすべてが『完売』の状態であると明らかにしたことがある。来年の供給物量にはHBM3E(第5世代)だけでなくHBM4も含まれるとされる。HBM4はエヌビディアの次世代グラフィックス処理装置(GPU)「ルービン」に搭載される。
SKグループの時価総額目標を問う言葉に対し、崔会長は「正確に知っているわけではないが、もう少し上がることを希望する」とし、「人々がAIをどれほど急速に発展させ、リソース(資源)がどれだけ投与されるかによって全く異なる状況が現れ得る」と語った。
この日SKハイニックスの株価は一時場中に62万ウォンを突破し、時価総額は450兆ウォンを記録したこともあった。SKグループの時価総額もこの日568兆ウォンを記録した。10月10日、SKハイニックスは史上初めて『時価総額300兆ウォン』を達成したことがある。
また崔会長は先週キョンジュのAPECで発表されたエヌビディアの韓国政府・韓国企業向け26万枚のグラフィックス処理装置(GPU)供給の知らせについて「時宜に適している(タイムリー)と思う」と評価した。続けて崔会長は「米国、中国を除けば韓国が遅れたとは思わない」としつつも、「ただ懸念されるのは、データセンターとGPUを確保したからといって終わりではなく、それを使って何をするかが問題だ」と述べた。
あわせて崔会長は6〜8日に開かれるSKグループの年次行事の一つであるCEOセミナーに関連し「来年のSKの戦略を議論する場であり、AIが外れることはない」と明らかにした。