米国国債利回りと国際原油価格が上昇し、人工知能(AI)開発のスピード調整論まで広がるなか、ニューヨーク株式市場の主要3指数がそろって下落した。

14日(現地時間)、ニューヨーク証券取引所(NYSE)でトレーダーが業務にあたる。/AFP通信

14日(現地時間)ニューヨーク証券取引所でダウ工業株30種平均は前日比152.09ドル(0.29%)安の5万2421.20で取引を終えた。S&P500種指数は前日比37.00ポイント(0.48%)安の7619.98、ハイテク株中心のナスダック総合指数は前日比146.62ポイント(0.56%)安の2万6186.41でそれぞれ引けた。

高い国際原油価格が株式相場を圧迫した背景として挙げられる。サウジアラビアはホルムズ海峡を迂回する東西パイプラインの稼働をドローン攻撃を受け数週間にわたり暫定停止する見通しだと伝えられた。

この日、ブレント原油11月渡しの終値は前日比1.02%高の1バレル=105.68ドル、ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)10月渡しの終値は1.34%高の1バレル=101.39ドルで取引を終えた。

ボラティリティ拡大で国債利回りも急騰した。米10年債利回りは取引時間中に5.014%まで上昇し、2023年10月以来の高値を記録した。その後4.934%まで低下したが、米国債の売りは続いた。10年債利回りが「心理的な抵抗線」である5%を13年ぶりに上回った余波が株式相場にも影響したとみられる。

これに加え、ダリオ・アモデイAnthropic最高経営責任者(CEO)をはじめ主要AI開発企業の首脳が、安全対策の整備ペースに合わせて最先端モデルの高度化スピードを落とすべきだと主張し、AI関連銘柄が一斉に下落した。エヌビディア(-3.36%)、マイクロン(-5.25%)、ブロードコム(-4.77%)、AMD(-4.40%)、インテル(-5.59%)、マーベル・テクノロジー・グループ(-7.32%)、SKハイニックスADR(-7.6%)などが下げた。

とりわけ米連邦準備制度(Fed・FRB)が韓国時間17日未明に9月の政策金利を決定する点も重荷となりそうだ。CMEフェドウォッチによると、市場は利上げの可能性を約92%織り込んでいる。

フリーダム・キャピタル・マーケッツのチーフ・マーケット・ストラテジストであるジェイ・ウッズは「データと市場の期待値を踏まえると利上げは明快な決定だ」と述べ、「市場はすでにそれを織り込んでおり、利上げとともに反発できると考える。ただし金利に変動がなければネガティブな市場反応が出る可能性がある」と語った。

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