米国国防総省(戦争省)傘下の国家安全保障局(NSA)が大規模な組織改編を実施する。人工知能(AI)、中国、サイバーセキュリティ、戦闘支援または戦争遂行、グローバル情報の5組織を新設するというのが核心だ。
13日(現地時間)、ワシントン・ポスト(WP)は、前職・現職当局者を引用し、ジョシュア・ラッドNSA局長(陸軍大将)が構想した改編案についてこのように報じた。
NSAは米メリーランド州フォートミードに本部を置くサイバー安全保障関連の情報機関である。軍人と民間人を含めて3万人以上の人員が働いているとされる。主に通信およびその他の電子情報を含む信号情報を大規模に収集し、外国勢力が暗号化された米国政府の通信およびネットワークに侵入するのを防ぐために暗号化システムを管理し、保全する。
今回新設された組織は、新たに昇格した「ミッションディレクター(mission director)」が率いる予定だ。NSA前職当局者によれば、彼らはNSA副局長級の実質的権限を持つことになる。
ラッド局長は、これら5つの新規組織の責任者を外部から選抜する可能性にも言及したと伝えられた。ただし、誰が各組織の責任者に選ばれたのかは依然として不明だ。WPは、新設の5組織が既存部門を代替するのか、それとも現行組織の上に重層化されるのかは直ちには明確でないと伝えた。
また、ラッド局長が最近数カ月にわたり再編した精鋭ハッキング組織「特別アクセス作戦室(TAO・Tailored Access Operations)」は、グローバル組織の傘下に入ると当局者は述べた。TAOは来る10月1日に新会計年度が始まると、大幅に増額された予算を受ける予定だ。
TAOは1997年に設立された組織で、NSA内でも最も秘密性の高い部門の一つである。世界各地でアクセスが最も難しいデジタル標的を損傷させたり、時に攻撃することに注力してきた。WPは「組織の名称は2016年に廃止され、メンバーはNSA内の他組織に散った」と説明した。
今回のNSA組織改編の日程はタイトに進む予定だ。ある前職当局者によれば、新たなミッションディレクターは今月末までにラッド局長に組織再編案を提出しなければならない。組織改編は10月中旬に発表される予定で、全面稼働は来年1月中旬に予定されていると前職・現職当局者は述べた。