ネパール軍が険しい山岳地形に伴う安全上の問題を理由に、先月の大洪水当時に韓国人9人が行方不明となった地域で、韓国海外緊急救護隊(KDRT)の徒歩による捜索を不許可とした。

カンコクナムドン発電が現地で雇用したプロの登山家らで編成した陸上捜索チームが3日(現地時間)、ネパール・ラスワ郡のラムチェ一帯を中心に捜索活動を続けている。/聯合ニュース

KDRT関係者は4日(現地時間)午後、ネパール中北部バグマティ州ヌワコット・バタールのベースキャンプからのビデオ会議を通じ、カトマンズにいる取材陣に対し、この日午前の捜索後にバタール地域の軍司令官と面談したと明らかにした。

KDRTは面談で、韓国人行方不明者が滞在していたキャンプから約2km離れたラスワ地域ラムチェで徒歩捜索を実施しようとネパール軍に提案した。しかしネパール軍は、徒歩捜索は危険であり、自らの作戦区域で危険な行動を許容できないとの立場を伝えた。

実際に韓国人行方不明者1人が勤務していた上部ダムのウィアダムから発電所タービンがあるパワーハウスまでは、90度に近い急峻な山岳地形であると伝えられている。

ただしKDRTはこの日午前、ネパール軍と協議する過程で、ウィアダム一帯やパワーハウスをはじめ、イエローブリッジ周辺の捜索を提案し、ネパール軍はこれを受け入れた。

これによりKDRTはネパール軍のヘリ支援を受け、パワーハウス一帯でドローン4機を投入して航空捜索を実施した。しかし韓国人行方不明者9人に関する特異事項は発見できなかった。KDRTはこの日午前にもネパール軍ヘリ2機を利用し、韓国人が行方不明となった地域を約3時間にわたり捜索した。

韓国人行方不明者が勤務していた発電所周辺では救助作業も続いている。この日、バグマティ州トリシュリ3A水力発電所では、ネパール人職員2人が大洪水発生から9日目に劇的に救助された。発電所トンネルに孤立していると推定される数百人についても救助作業が続く見通しだ。

とりわけこの発電所は、韓国人9人が勤務していたアッパートリシュリ(UT)-1水力発電所からトリシュリ川に沿って下流へ約6km離れている。隣接発電所で長期間孤立していた職員が救助されたことで、韓国人行方不明者の捜索拡大への期待も高まっている状況だ。

KDRT関係者は「明日も今日と似た方式で捜索する計画だ」としつつも、「明日の天候状況によっては捜索計画が変わることもある」と述べた。

KDRTは前日にもネパール軍のヘリ2機の支援を受けて上空捜索を試みたが、悪天候のため1機は引き返し、残る1機は離陸すらできなかった。

先月26日、ヒマラヤ山岳地帯の上流で発生した大洪水で、国境を接するネパールと中国チベット自治区で合わせて1300人超が死亡し、5600余りが行方不明となった。

行方不明者の中には、バグマティ州ラスワ地域でアッパートリシュリ(UT)-1水力発電所を建設していた韓国人職員9人も含まれた。斗山エナビリティ職員6人と韓国南東発電(韓国の発電公企業)職員3人だ。

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