米国とイランの衝突が激化し国際原油価格が急騰、グローバル債券の売りが続いた余波で、1日(米東部時間)のニューヨーク株式市場で主要3指数がそろって下落して取引を終えた。

7月、ニューヨーク証券取引所(NYSE)のトレーダーたち=ロイター/ヨンハプ

この日、ダウ工業株30種平均は前日比419.02ポイント(0.79%)安の5万2766.88で取引を終えた。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500種指数は前日比54.67ポイント(0.71%)安の7631.47、ハイテク株中心のナスダック総合指数は271.12ポイント(1.03%)安の2万6099.77でそれぞれ取引を終えた。

この日、米国はイランを相手に2日ぶりの追加空爆に乗り出した。対イラン軍事作戦を総括する米中部軍(CENTCOM)は、この日X(旧ツイッター)を通じ、イスラム革命防衛隊(IRGC)がホルムズ海峡の民間船舶と同地域に配備された米軍将兵を攻撃しようとしたことへの措置だとして、IRGCの標的に対する攻撃を開始したと明らかにした。

イランも即座に報復攻撃に乗り出し、国際原油価格は5%前後急騰した。11月渡しのブレント先物は前日比4.60%高の1バレル=94.65ドル、10月渡しのウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は5.20%高の1バレル=90.22ドルで取引を終えた。いずれも7月24日と7月23日以来の高水準である。

高原油によるインフレ懸念が強まるなか、グローバル債券市場の売りが加速したことも株式市場の重荷となった。米10年物国債利回りは上昇基調を続け、4.79%近辺まで上昇した。2025年1月以降の最高水準である。

業種別では金利上昇に敏感なハイテク株が一斉に軟調となった。フィラデルフィア半導体株指数は2.1%下落した。SKハイニックスの米国預託証券(ADR)は2.31%下落し、AMDとマイクロンもそれぞれ2.36%、2.64%下落した。

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