世界最大の人工知能(AI)半導体企業であるエヌビディア(Nvidia)が台湾の半導体企業メディアテック(MediaTek)に35億ドル(ハンファ約4兆8000億ウォン)を投資する。スマートフォン向け半導体を超えてAIデータセンター向け半導体市場へ事業領域を広げるメディアテックと協力し、エヌビディアのAIエコシステムを拡張する狙いだ。

エヌビディア(Nvidia)のロゴ。/ロイター通信

31日(現地時間)ロイター通信によると、エヌビディアはメディアテックが発行する海外転換社債(CB)に35億ドルを投資することにした。メディアテックのCB発行総額は過去最大の39億ドル(約5兆3500億ウォン)である。グーグルの親会社アルファベットも今回のCB発行に参加したが、投資規模は公開されていない。アルファベットはメディアテックの主要なAIインフラ協力会社だ。

エヌビディアがメディアテックに大規模資金を投入した背景には、自社AIエコシステムを拡大しようとする戦略がある。今回の協力により、メディアテックは顧客がエヌビディアの技術を活用して自社AIチップを設計し、これをエヌビディアの大規模演算(コンピューティング)システムに直接接続できるようにする予定だ。これに向け、エヌビディアの中核技術「NVLink Fusion(他の半導体企業が自社で開発したカスタムAIチップをエヌビディアのデータセンターシステムと接続できるようにする技術)」を活用する方針である。

これはメディアテックにとっても新たな成長機会である。スマートフォン向け半導体を主力としてきたメディアテックは、足元でAIデータセンター向け半導体へ事業領域を広げている。7月にはこれを下支えするため、50億ドル(約6兆8600億ウォン)規模の資金調達計画を承認した。

両社の協力範囲も拡大している。エヌビディアとメディアテックはPC向け半導体やAI基盤の自動車技術でも協力を続ける予定である。先立つ6月、ノートPCとデスクトップでAI機能を直接実装することを目標に「RTX Spark」PCチップを共同で発売した経緯がある。

メディアテック(MediaTek)のロゴ。/ロイター通信

エヌビディアが大規模投資に踏み切ったもう一つの背景として、AI市場の成長に対するエヌビディアの自信が挙げられる。エヌビディアはメディアテック投資の発表数日前に、来年の売上高が70%増加するという異例の長期見通しを示した。ジェンスン・フアン エヌビディア最高経営責任者(CEO)は、AIが変曲点に到達し実際に有用な業務を遂行していると評価した。これは、エヌビディアがAIチップ販売にとどまらず、自社の技術とコンピューティングシステムを利用するエコシステム自体を広げようとする戦略と解釈できる。

ただしエヌビディアがAI産業に大規模資金を投入するなかで「循環金融(circular financing)」論争が浮上する可能性もある。循環金融とは、企業が顧客企業や協力企業に資金を提供し、この資金が再び自社製品やサービスの購入につながる構造を指す。エヌビディアが資金を支援した企業が再びエヌビディアの技術を活用し、自社製品の需要を高める構図が形成され得るという指摘である。エヌビディアは今月、オープンAI(OpenAI)の米国オハイオのデータセンター賃貸契約にも最大1050億ドル(約144兆ウォン)規模の保証を提供することにした。

今回のメディアテック投資は、顧客に直接資金を支援することとは性格が異なるとの評価もある。ジョー・ティゲイ ラショナル・エクイティ・アーマー・ファンドのポートフォリオマネジャーは「エヌビディアがメディアテックに資金を支援し、エヌビディアの技術体系を拡張する製品を開発できるようにした」と説明した。ジョー・ティゲイは、顧客に直接資金を支援するよりは循環性が低いとしつつも、エヌビディアが財務余力を活用してエコシステムの成長を加速させていると評価した。

フアンCEOも今回の投資に関する循環金融の指摘に一線を画した。フアンはブルームバーグTVとのインタビューで「メディアテックは自社の事業を行い、当社も自社の事業を行っているため、これは循環的ではない」と述べた。

エヌビディアの今回の投資は、AIチップ販売を超えて自社の技術を中心にAIエコシステム全般への影響力を広げようとする戦略の延長線とみられる。メディアテックのように自社AIチップを開発する企業が増えたとしても、これらの製品をエヌビディアのデータセンターシステムと接続するなら、エヌビディアの影響力は維持され得るためだ。AIチップ市場の競争が激化するなか、エヌビディアが莫大な資金力と技術エコシステムを前面に出し、現在の市場支配力をどこまで維持できるかが焦点である。

※ 本記事はAIで翻訳されています。ご意見はこちらのフォームから送信してください。