中国政府は30日基準で、ヒマラヤの山崩れによりチベット自治区で行方不明となった外国人が23カ国261人だと明らかにした。中国側の死者は16人、行方不明者は546人と集計された。
中国とは別にネパールの災害当局は、自国側で少なくとも675人が死亡し、2498人が行方不明だと明らかにした。救助された人は7514人と集計された。30日正午12時45分基準で両国の発表を合算すると、死者は691人、行方不明者は3044人に達する。
中国チベット自治区当局は30日午前の記者会見で、災害後に行方不明となった外国人の国籍を初めて集計し公開した。行方不明の外国人のうちネパール国籍が104人で最も多かった。インド49人、ラトビア33人、米国18人、英国15人が続いた。中国の災害当局は各国公館にこの内容を通報したと明らかにした。
これとは別に前日29日夕方、チベット自治区当局は災害現場であるジロン県で16人が死亡し546人の連絡が途絶えたと集計した。ジロン県ジロン通商口は、今回最も大きな被害を受けたネパールのラスワガディと国境を接している。山崩れはこのジロン通商口を越えて中国側へ押し寄せた。
中国国営放送CCTVはこの日、中国の科学者の分析を引用し、ネパール側から押し寄せた土砂が6∼7分でジロン国境通商口に到達したと伝えた。通商口の監視カメラには水とがれきが建物を覆い、人々が逃げる場面が映った。中国官営CCTVは30日、今回の災害について「長期的な地球温暖化の影響で氷河が不安定になり発生した」と伝えた。あわせて、チベット高原で新たな形態の氷圏(氷河や永久凍土のように凍結した地域)災害が現れていると伝えた。
中国政府は救助要員2100人余りを投入し、災害対応に少なくとも2億2000万人民元(約450億ウォン)を割り当てた。ネパールには緊急現金と救援物資、衛星・水文資料、トンネル救助の専門家を派遣しているとCCTVは伝えた。ワン・イ中国外相は29日、ネパールの外相との通話で今回の山崩れを「ここ数年で最も深刻な国境を越える災害」だとし、「救助作業は前例なく困難で複雑だ」と述べた。
現地警察はトリスリ川の水位がここ数時間で上昇し、住民と救助隊が再び高地へ避難したとロイターに明らかにした。国際赤十字は今回の災害で9万人を超える人々が被害を受けたと試算した。