中国人観光客が減少したものの、米国と欧州、東南アジアの観光客が増え、日本の百貨店業界は好調だ。円安でラグジュアリーブランドの消費が拡大するなか、日本の百貨店10社のうち4社は今年の訪日外国人向け売上が増加すると見込んでいる。
26日(現地時間)の日本経済新聞によると、日本の百貨店49店のうち38.8%が2026会計年度の訪日外国人売上が増加すると見通した。都心の百貨店では回答企業の半数である50%が、地方の百貨店は35.1%が売上増を予想した。訪日外国人数が増えると答えた百貨店は34.7%で、減少を予想したところ(8.2%)の4倍以上だった。訪問客数に変化はないという回答は22.4%だった。
これは昨年とは対照的な数値である。高市早苗日本首相が台湾有事に関連した発言を示した後、中国政府が自国民に日本旅行の自粛を勧告し、中国人観光客が急減した。米国と欧州、東南アジアの観光客が増加したにもかかわらず、2025会計年度の訪日外国人が減少したと答えた百貨店は36.7%で、増加したという回答(34.7%)を上回った。訪日外国人向け売上が減ったという百貨店も42.9%に達した。
しかし今年は円安が続き、訪日外国人数を押し上げている。先月日本を訪れた訪日外国人は344万2100人で、7月として過去最高を記録した。日本百貨店協会によると、6月の日本の百貨店の免税売上は509億円(約4422億ウォン)で、前年同月比29.8%増だった。免税売上は4カ月連続で増加傾向を続けた。
訪日外国人は化粧品や高級バッグ、高級時計など高価格帯の品目を主に購入したことが分かった。購入顧客数は0.5%減ったが、1人当たり平均購入額は10万2000円で30.4%急増した。
百貨店は訪日外国人客をつなぎ留めるためのサービスも強化している。イセタン三越は海外顧客向けアプリケーション(アプリ)の会員登録を拡大している。再訪日時に店舗の再来店を促すためである。現在、海外顧客の71%が商品と店舗情報を提供するアプリをダウンロードしたことが分かった。
マキノ・ヨシノリイセタン三越最高財務責任者(CFO)は「2026会計年度下半期から顧客のパスポート情報とアプリアカウントを連携する予定だ」と述べ、「これにより顧客の購買履歴に合わせたコミュニケーションが可能になる」と語った。
高島屋は3月に訪日外国人事業の専担組織を新設した。会社はシンガポールとベトナムにある自社店舗の顧客情報を活用し、観光客が日本を訪れた際に高島屋の店舗を訪れるよう販促活動を展開する計画だ。J.フロントリテイリングもタイの流通大手セントラルグループと提携し、両社の顧客を互いの店舗に誘致する事業を進めている。