北アフリカのチュニジア近海で欧州に向かっていた難民船が沈没し、チュニジア人8人が死亡、6人が行方不明になったと伝えられた。
23日(現地時間)、ロイターとAFP通信などの海外報道によると、この船は21日夜にチュニジア南東部のジャルジスとベンゲルダンの間から出発し、イタリアに向かう途中、ジャルジスの海岸から約14海里(約26km)離れた場所で沈没した。
15人が乗船していたこの船舶で現在までに救助されたのは1人だけだとされる。
チュニジア防衛軍はこの日「捜索作業を通じて昨日3人の遺体を収容し、きょう5人の遺体を追加で収容した」とし、軍と沿岸警備隊、民間救助要員、ヘリコプターなどを投入して行方不明となっている6人を捜索し続けていると明らかにした。
これを受け、リビアに隣接するチュニジアのベンゲルダンでは前夜、住民が道路を封鎖しタイヤに火をつけるなどの抗議行動に出た。この過程でチュニジア警察とデモ隊が衝突した。船に乗っていた15人のうち14人がベンゲルダン出身だとされる。
チュニジアはイタリアのランペドゥーザ島までの距離がおよそ145kmだ。欧州を目指す移民が地中海横断に乗り出す主要な出発地の一つである。
国際移住機関(IOM)によると、チュニジアなど北アフリカからイタリアへ至る中部地中海横断航路は、世界で最も死亡者が多い移住ルートだ。
今年に入って現在までに、この航路だけで少なくとも914人の移民が死亡または行方不明となったことが判明した。
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