フランスがロシアの空爆で防空網不足に直面しているウクライナに迎撃ミサイルを追加支援し、最新防空装備の供給も前倒しする方針だ。ウクライナで防空ミサイルを直接生産できるよう生産ライセンスを提供する計画も再確認した。
22日(現地時間)ロイター通信などによると、エマニュエル・マクロン仏大統領は、ヴォロディミル・ゼレンスキー・ウクライナ大統領と通話した後、エックス(X・旧ツイッター)を通じて「迎撃ミサイルを送付し、協力を継続する方式で支援を強化するとゼレンスキー大統領に伝えた」と明らかにした。
ゼレンスキー大統領も同日、フランス側とウクライナの防空網不足の問題を協議したとし、「最新のフランス製装備とミサイルの供給を前倒しすることで合意した」と述べた。続けて、フランスがミサイル生産ライセンスを提供する用意がある点にも謝意を示した。
フランスの追加支援は、ロシアのウクライナ都市部への空爆が激しさを増す状況で打ち出された。前日、ウクライナ中部クリヴィリフのショッピングセンターがロシアの2度にわたるドローン攻撃を受け、少なくとも16人が死亡し、130人以上が負傷した。ウクライナは最近、ロシアの弾道ミサイル攻撃を防ぐ迎撃ミサイルが不足していると訴え、西側に防空網支援の拡大を求めている。
ウクライナが導入を推進する中核装備は、フランスとイタリアが共同開発した次世代地対空ミサイルシステム「SAMP/T-NG」だ。弾道ミサイルを迎撃できるよう設計されたシステムで、ウクライナはSAMP/T-NGを4個システム導入する計画である。フランスとウクライナが先月発表した共同宣言によると、フランスは新型システムが生産される間、既存のSAMP/Tを2個システム、ウクライナに配備することにした。
迎撃ミサイルの供給も前倒しする。フランスとイタリアは、SAMP/Tに使用されるアスター30(Aster 30)ミサイルの既存合意分を来る10月までに迅速に供給することにした。フランスとイタリアは、アスター30をウクライナで生産できるようライセンスを提供し、年末以前に現地生産を開始する案も推進している。
フランスはこのほか、スカルプ(SCALP)巡航ミサイルとAASM精密誘導爆弾のウクライナ現地生産も認めた。マクロン大統領は、今回の支援が先月発足した弾道ミサイル防衛連合とフランス・ウクライナ間の防衛産業協力の延長線だと説明した。
フランスと英国、ドイツなどウクライナ支援国の首脳は24日、「意志の連合」会議を開き、ロシアの攻勢が続く状況でウクライナへの軍事支援策を追加で協議する予定である。