ドナルド・トランプ米国大統領がイラン戦の長期化にもかかわらず目立った成果を出せず、同盟国を圧迫しているという現地メディアの分析が出た。トランプ大統領の圧迫対象には韓国が集中的に照明された。
米国のオンラインメディア、アクシオスは18日(現地時間)「ピート・ヘグセス国防長官から『模範的同盟国』との賛辞を受けた韓国が、トランプ大統領の報復攻勢で犠牲羊になった」と報じた。
アクシオスは「トランプ、イラン戦でハードパワー(hard power)の限界を示し同盟国を圧迫する」という内容の記事を出し、トランプ大統領の同盟国政策について集中的に分析した。軍事力と経済力で他国の行動を強制する「ハードパワー」を掲げてイラン戦に臨んだが成果が出ず、同盟国に責任を転嫁しているということだ。
アクシオスは「トランプ大統領は2期目の間、米国の同盟国に対して攻勢をかけ、数十年続いた安全保障関係を私的、政治的な意趣返しに利用している」とし「イラン戦争はその傾向をさらに深化させた」と分析した。
続けて「イラン戦に介入しない同盟国への怒りは次第に強まっている」とし「戦争終結に向けてもがく過程で彼らに対する怒りが表れている」と付け加えた。
代表的な事例として「ウルチ・フリーダム・シールド(UFS)」演習が指摘された。トランプ大統領は最近、戦争部(国防総省)にUFG縮小を指示した経緯がある。
アクシオスは「UFGは半世紀にわたり北朝鮮の核武装に対抗してワシントンとソウルを結束させる抑止力体制の中核軸の役割をしてきた」とし「韓国はトランプの報復攻勢で最も驚くべき『犠牲羊』になった」と伝えた。
トランプ大統領がUFG縮小指示の表向きの理由として費用と北朝鮮との関係を挙げたが、実際には韓国がイラン戦に不参加だったことへの対応だというのがアクシオスの分析である。
トランプ大統領は17日、記者団に「われわれはこのすべての国家を回って守ることはできない」とし「特に彼らはわれわれを助けようと乗り出しもしない」と語った経緯がある。
また最近、自身のソーシャルメディア「トゥルースソーシャル」を通じて「韓国大統領にイランの非核化に同参する意思があるか尋ねたが、彼らは辞退すると答えた」と言及したりもした。
トランプの同盟国圧迫は韓国だけでなく欧州諸国に対しても行われている。ブルームバーグ通信によると、米戦争部は米軍の駐留地を再検討する過程で北大西洋条約機構(ナトー・NATO)同盟国にトランプ大統領の外交政策について問うアンケート調査を実施したと伝えられた。設問項目には米国の軍事作戦、武器購入などに関して各国が同調したかどうかが含まれた。
アクシオスは「服従的な姿勢から外れた同盟国はすでに代価を払った」と分析した。
代表的な事例はドイツとスペインだ。ドイツが米国のイラン戦略を批判した後、米戦争部はドイツに駐留していた米軍兵力5000人を撤収することを決定した経緯がある。スペインがイラン攻撃のための基地アクセスを拒否した後には、貿易中断の脅しをかけたりもした。
ただしトランプ大統領のこのような政策が同盟国の協力を引き出すうえで格別の効果がないという指摘も出た。アクシオスは「このような政策は同盟国が米国に対抗し得る手段を動員する動機を与えるだろう」とし「数十年にわたり米国の力を増幅させてきた関係網も漸進的に弱まっている」と指摘した。