防弾少年団(BTS)。/ビッグヒットミュージック提供

グラミー賞がグループBTS(防弾少年団)のボイコット宣言からおよそ半月で、最優秀アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス部門の見直しに踏み切る可能性を示唆した。

ビルボードは14日(現地時間)、ハーヴィー・メイソン・ジュニア最高経営責任者(CEO)が声明で「われわれの意図と無関係に、一部アーティストが(アジアン・ポップ)部門は自分たちが苦心して作り上げた音楽を代弁していないと感じていることが明らかになった」と述べ、「音楽家出身としてこれを胸深く受け止める」と語った。

続けて「この6年間、(グラミー賞を主催する)レコーディング・アカデミーは音楽コミュニティのニーズに応えるため、断固かつ迅速に動けることを示してきた」とし、「こうした進展に歩調を合わせ、ミュージシャンが真に尊重されていると感じられるよう努める」と強調した。

先に6月、グラミー賞は韓国・中国・日本などアジア圏の音楽を区分し「ベスト・アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス」部門を新設すると発表し、論争を呼んだ。

これに対し、K-ポップが世界的な人気を得ている状況でも本賞ではなくアジアン・ポップ賞だけを与えて体裁を整えようとしているのではないかとの指摘が出た。一部では見えないガラスの天井ではないかとの声もあった。

これを受けてBTSは先月29日、アジアン・ポップ新設を問題視しボイコットを宣言した。

BTS側は「当方は今年のグラミーに出品しないことにした」とし、「音楽が地域や言語で区分されるのではなく、音楽そのものとして聴かれ、愛されることを望む」と明らかにした。

ビルボード側は、新たな授賞部門を策定するプロセスの改編も検討するとした。

メイソンCEOは「いまやグラミーの授賞部門が100を超えた以上、われわれの取り組みをいかに発展させられるかを考える時点だ」と付け加えた。

こうした発言を踏まえ、ビルボードはレコーディング・アカデミーが異例ながら来年の授賞式からアジアン・ポップ部門を再編する可能性があると見通した。

レコーディング・アカデミーは現在、アジア地域の音楽関係者と接触し、意見交換を行っていると伝えられた。

メイソンCEOをはじめ各組織のリーダーがHYBEを含め、K-ポップやJ-ポップ(日本の大衆音楽)、C-ポップ(中国の大衆音楽)、インドなどを代表する音楽家やレーベル、マネージャーと会い、対話したとアカデミー側は明らかにした。

また、全体理事会や候補選定委員会などを招集し、アジアン・ポップ部門に関する別途の助言作業を進めている。アカデミー側は今回の初授賞の時点から、当該音楽を尊重し正確に称えることを目標に掲げたとされる。

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