金正恩北朝鮮国務委員長が光復81周年にあたり、娘のジュエを伴い旧ソ連軍を追悼する解放塔を訪れ献花した。ウラジーミル・プーチン露大統領も光復節を機に金委員長へ祝電を送り、北朝鮮軍のロシア派兵を意味するものとみられる両国の「共同事業」に言及し、友好関係を強調した。
朝鮮中央通信は15日、「敬愛する金正恩同志が祖国解放81周年に際し8月14日に解放塔を訪れられた」と報じた。平壌のソ連軍追悼解放塔は、1945年に北朝鮮地域で日本軍を駆逐する過程で戦死したソ連軍を追悼する象徴物である。
金委員長は「朝露(北露)間の優れた歴史と伝統、血縁の紐帯は、今日の両国友好協調関係の根本礎石であり、無尽の原動力となっている」とし、「崇高な理念と真情あふれる戦闘的友誼で結ばれた両国人民の偉大な友好団結は、全面的開花の新時代とともに代を継いで確固として継承発展する」と述べたと通信は伝えた。
金委員長の光復節の解放塔訪問は今年で3回目だ。金委員長は「包括的戦略的同伴者関係に関する条約」(北露条約)が締結された2024年から光復節に合わせて解放塔を訪れ、ロシアとの緊密化を内外に誇示してきた。
プーチン大統領も金委員長に光復節の祝電を送った。大統領は祝電で「今日、モスクワと平壌の関係は前例のない高い包括的な戦略的同伴者関係の水準に上がった」とし、「わが国家はあらゆる側面で積極的に協力しており、地域の安全と安定を保障するための努力を一致させている」と述べた。
続けて「今後もロシアと朝鮮人民の福祉のため、より公正で真の民主主義的な世界秩序を樹立するために、切実な二者間および国際問題に関する建設的な共同の事業を継続していくと確信している」と述べた。プーチン大統領が言及した「共同事業」は、北朝鮮のロシア派兵などを意味するとの見方が出ている。
アンドレイ・ベロウソフ露国防相も前日(現地時間)、在ロシア北朝鮮大使館が開いた祖国解放の日の記念式に出席し、「今秋、クルスクに北朝鮮とロシア軍人の英雄的行為を称える記念碑を建てる」と述べた。同じ行事でアレクサンドル・コズロフ露天然資源相は「年内に豆満江を隔てる自動車道路の建設が仕上がり、まもなく車両通行が始まる」と述べた。
一方、金委員長は前日、解放塔のほかに抗日パルチザンと独立運動家が埋葬された大城山革命烈士陵と抗日革命烈士追慕碑も訪れた。大城山革命烈士陵の参拝には、6月以降公の場から姿を消していた李日煥朝鮮労働党中央委員会書記・宣伝扇動部長も同行した。