ボロディミル・ゼレンスキー・ウクライナ大統領が、ロシアが北朝鮮軍を追加配備する準備を進めており、北朝鮮から弾道ミサイルも追加供給を受けたと主張した。北朝鮮がロシアとの協力を通じて実戦経験を蓄積するほど、韓国や日本など周辺国の安全保障上の脅威も増大し得ると警告した。
10日(現地時間)、ウクライナ大統領府によると、ゼレンスキー大統領はこの日の国民向け演説で「安全な後方を確保できていないロシアは、もはや北朝鮮軍の増援なしに戦争を遂行できなくなった」とし、「ロシアが自国領土に北朝鮮軍を追加配備する準備をしている」と明らかにした。
ロシアが北朝鮮からの武器支援も引き続き受けていると主張した。ゼレンスキー大統領は「ロシアは北朝鮮から弾道ミサイルも追加で受け取った」とし、「北朝鮮の弾道ミサイルや他の武器がロシアとの協力を通じて改良されている」と述べた。
ウクライナ情報当局が推算する北朝鮮の対ロシア派兵規模も拡大している。ゼレンスキー大統領は前日、従来の推定値である3万人を大きく上回る最大5万人の北朝鮮軍がロシア領土に配備されると主張した。
ゼレンスキー大統領は、北朝鮮がウクライナ戦争を通じて兵力と武器運用の経験を蓄積することが東アジア諸国への脅威になり得ると警告した。
ゼレンスキー大統領は「北朝鮮のミサイルと兵力がより多く使用され、北朝鮮が不足する経験をより多く補うほど、日本と韓国、フィリピンなど域内の他の国家が直面するリスクもそれだけ大きくなる」と述べた。
続けて同盟国に防空網支援を求めることは「北朝鮮が戦争を学ぶためにウクライナの領土と領空に来ようとする欲求と関心をくじく必要があるという意味だ」と強調した。
ウクライナはロシア後方地域への攻撃も拡大している。ゼレンスキー大統領はこの日「ウクライナ軍が2500km以上離れたシベリア・トボリスクの製油施設を攻撃した」とし、「この地域もすでにウクライナの打撃範囲だ」と明らかにした。
夜間にロシア・タタールスタン共和国のニジネカムスクもウクライナのドローン攻撃を受け、子どもを含む13人が死亡し、75人が負傷した。
ウクライナは最近、民間流通網に続きロシア後方の都市まで攻撃範囲を広げている。ロシア国民が戦争の影響を直接体感させ、9月の総選挙を前にウラジーミル・プーチン政権を圧迫しようとする狙いだ。
ゼレンスキー大統領は「ロシア内部の世論調査資料を確保し、すでにロシアでは戦争が終わることを望む人々が増えている」とし、「プーチンと連邦保安局(FSB)要員が平和以外に他の代案がないという事実を同じように理解するようにしなければならない」と述べた。