イランのバンダル・アッバース近郊、ホルムズ海峡に停泊する船舶。/News1

イランとオマーンがホルムズ海峡の再開放に向けた協議で合意に相当程度近づいたと伝えられている。

イラン国営IRNA通信は8日(現地時間)、アッバス・アラグチイラン外相がマスード・ペゼシキアン大統領の記者会見に同席し、このように明らかにしたと報じた。

アラグチ外相はただし、海峡を再び完全に開放するには、米国のイスラマバード了解覚書(MOU)違反に対する賠償など追加条件が満たされる必要があると主張した。

イランは既存のホルムズ海峡の通航分離方式(TSS)航路も再検討する必要があるとの立場だ。アラグチ外相は既存航路はもはや適合しないとし、イランとオマーンの両国軍が新たな暫定航路を確定するため協議中だと説明した。新航路が定まるまでは既存航路に基づき船舶通航が行われる見通しである。

同氏は、MOU締結後、一時は海峡の通航量が正常水準の60%まで回復したが、米国が新たな航路開設を試みる中で再び制限が生じたと主張した。

先にウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、イランとオマーンがイラン側に進入航路を、オマーン側に退出航路を設ける合意案の核心内容で意見を一致させたと報じた。

報じられた草案によると、ホルムズ海峡に入る船舶はイラン側と協議してイラン水域の航路を利用し、出ていく船舶はオマーン側と協議してオマーン水域を通過する方式が検討されている。イランはペルシャ湾に入る船舶に一定の統制権を持つ一方で、通行料やサービス手数料は課さない方向が議論されているとされる。

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