爆発事故が起きたパキスタンの炭鉱現場。/EPA 聯合ニュース

パキスタンの炭鉱で爆発が発生し、現場で働いていた鉱夫34人が命を落とし、2人が土砂に埋まる惨事となった。

31日(現地時間)AP通信とロイターなどによると、前日午後4時ごろ、パキスタン南西部のバルチスタン州の州都クエッタ近郊の鉱山でガス爆発が起きた。

これにより坑道の一部が崩落し、鉱夫34人が死亡し、残る2人は地下に生き埋めになった。当初の死者は18人と集計されていたが、翌日の捜索過程で遺体16体が追加で収容され、人命被害の規模が拡大した。

事故当時の痛ましい状況も伝えられた。轟音とともに坑道が崩れると、外にいた別の鉱夫らが中に閉じ込められた同僚を救おうと内部に駆け込んだが、有毒ガスなどに曝露されて共に命を落としたとされる。

パキスタン政府所属の鉱山監督官ガニ・バローチは「蓄積したメタンガスにより爆発が発生し、互いに近接する二つの鉱山が被害を受けた」と説明した。

バルチスタン州当局は地下1200mの深さまで進入し、行く手を遮る土砂を取り除きながら最終段階の捜索活動を展開している。しかしガス爆発直後は大気中の酸素濃度が急落する特性上、追加の生存者を見つけ出せる確率は低いとの見立てが出ている。

バルチスタン州当局は命を落とした犠牲者の遺族に深い哀悼の意を示す一方、死亡者1人当たり1800ドル(約250万円)相当の見舞金を支給することを決めた。併せて明確な事故経緯の解明に向けた精密調査に着手し、脆弱な安全規定を見直す方針だ。

アフガニスタン・イランと国境を接するバルチスタン州は各種鉱物資源が豊富だが、劣悪な作業環境と安全装備の不足により、毎年同様の悲劇が繰り返される地域である。2024年6月にも鉱山のガス爆発で労働者12人が死亡し、昨年1月にも同地域で鉱夫12人が生き埋めになった。

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