中国の自動運転スタートアップであるモメンタ(Momenta)は30日、ドイツ連邦自動車運輸庁(KBA)からレベル4(L4)自動運転試験の許可を最近取得したと明らかにした。これによりモメンタは、ドイツのすべての都市で別途の申請手続きなしに自動運転テストを実施できるようになった。中国企業がドイツ全域でL4試験資格を獲得したのはモメンタが初めてである。
チャオ・シュドン(曹旭东)モメンタ最高経営責任者(CEO)は「ドイツの自動運転規制体系は極めて厳格だ」と述べ、「ドイツ全域のL4試験許可を獲得したことで、実際の複雑な道路環境で技術を検証し、今後の無人自動運転事業の大規模商用化に向けた基盤を整えることができた」と語った。
モメンタは数年前からドイツ市場に力を入れており、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲンなどと戦略的協力関係を築いてきた。昨年9月にはUberとともに、ドイツのミュンヘンを両社のロボタクシー協力プロジェクトの最初の運営都市に選定した経緯がある。
Uberは今月初めのモメンタ上場時に追加投資を通じて持分を拡大したとの見方もある。モメンタの有価証券報告書によると、SMBは2025年9月のシリーズC投資に続き新規株式公開(IPO)でも持分の割当てを受けたが、SMBはUberの100%子会社として知られている。
モメンタは7月8日に香港証券取引所に上場した。同社は1つの「ワールドモデル(World Model・AIが現実世界の作動原理を学習し未来を予測する技術)」を基盤に、乗用車、ロボタクシー、ロボバン(Robovan)、ロボトラックなど多様な自動運転サービスを実装することを目標とする。現在、モメンタのロボタクシーは中国の上海・蘇州・無錫・深圳とドイツのミュンヘン、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビなどで試験運行中である。