10年前の地震で崩れた後、「災害に強い施設」を掲げて再び開業した日本・熊本県最大のショッピングモール「イオンモール熊本」が、再開から45日で再び崩れ落ちた。

28日午後4時27分、日本・熊本県でマグニチュード7.1の地震が発生する中、イオンモール熊本は地震発生から30分で館内全域にわたり大規模な爆発が発生した。爆発は2階の床全体と外壁を丸ごと引きはがすほど強力だった。イオンモールは地震直後、消費者を建物の外へ避難させた。

しかしこの爆発で中に残っていた数十人の従業員が閉じ込められた。徹夜の救助作業が続いた29日未明、20代とみられる女性2人が死亡した事実が確認されたが、爆発の原因はまだ明らかになっていない。

29日、熊本県嘉島町のイオンモール熊本の一部が地震で損壊した様子。/聯合ニュース

爆発が起きたイオンモール熊本は、専門店約200店と映画館を抱える熊本県最大の商業施設である。日本の主要メディアは、当該ショッピングモールの年間来場者が800万人を超えると報じた。このショッピングモールは熊本市に接する南東外縁の小都市、嘉島町に位置する。熊本南部の商圏を丸ごと吸い込む構造で、韓国に例えると都心外縁に位置し広域商圏を取り込む大型複合モールに近い。

イオンモール熊本は10年前にも同じ場所で地震に見舞われた。2016年4月14日と16日に2日間隔で震度7が2度にわたり熊本を襲い、モール西側の専門店エリアは丸ごと営業停止となった。その後、復旧だけでほぼ1年を要した。イオンモールは翌年3月24日に西側エリア49店舗の営業を再開し、かつてと同様の通常営業を始めた。この時、大型劇場のイオンシネマ熊本を含む新規16店舗を同時に誘致するリモデリングも断行した。

その後イオンモールは「災害により強いショッピングモール」を掲げ、各種補強工事を実施した。イオンモールは当時、複数の補強工事とあわせて天井を耐震化し、天井に吊っていた照明器具や設備機器の設置位置と方式を全面的に見直したと明らかにした。先月13日にはモール内の中核店舗で来店客が最も多い大型スーパーのイオン熊本店が、売り場の大半を作り替える大規模リモデリングを終え再び開業した。日本の主要メディアは、イオン熊本が食品と化粧品売り場を新装し、美容家電やゲーム体験コーナーまで導入して世代横断型の店舗を掲げたが、それから45日でマグニチュード7.1の地震に見舞われたと伝えた。

熊本県災害対策本部は、29日午前4時までにイオンモールで8人を救出し、このうち20代とみられる女性2人が死亡し、女性1人が心肺停止状態だと発表した。NHKは、29日未明まで連絡が途絶えた20〜30人の大半がテナント従業員とモール運営の従業員だと伝えた。FNNは「爆発被害は雑貨店と衣料品売り場が入るモール南側に集中し、2階にはフードコートがあった」と報じた。

NHKは、イオンモールで爆発前に建物内でガスが漏れているとの通報が入っていたと付け加えた。日本テレビは、日本の消防当局がガス爆発の可能性を調べていると報じた。ただし、地震で配管や設備が先に破損したのか、漏れたガスにどのような火種が触れたのか、爆発圧が倒壊をどこまで拡大させたのかは確認されていない。

専門家は、耐震補強を終えた建物であっても地震被害を丸ごと回避することはできないと評価した。耐震設計は、揺れの中で建物が持ちこたえ、人が避難する時間を稼ぐことに焦点を当てる。骨組みである構造体が耐えたとしても、天井材や外壁パネルといった非構造材が落下して被害を拡大させ得る。ガス・電気の配管が切断されれば、今回のような爆発や火災のリスクが急増する。イオンモールが前回の地震被害後、2017年から大規模に手を入れた項目も主に天井と設備に集中していた。

熊本県警と消防は、地震で損傷した設備から爆発が始まったのか、爆発が建物の崩壊をどこまで拡大させたのか調査する予定だと明らかにした。

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