ドナルド・トランプ米国大統領が28日(現地時間)にホワイトハウスでベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相とボロディミル・ゼレンスキー・ウクライナ大統領に相次いで会う。
27日、米CNNなどはホワイトハウス当局者を引用し、トランプ大統領がネタニヤフ首相と会い、イラン戦争とレバノンとの交渉の進捗状況、アブラハム合意の拡大方策などを協議する予定だと報じた。
米国とイランは11日からホルムズ海峡問題をめぐって13日間にわたり武力の応酬を行った後、再び対話局面に入った状態だ。トランプ大統領はこの日、イランと「現在きわめて友好的な交渉が進行中だ」として合意の可能性が高いと明らかにした。
ただし、今回の交渉までも決裂する場合、イランに対して再び強力な軍事行動に乗り出すことがあり得ると警告した。
対イラン超強硬派であるネタニヤフ首相との会談結果も、今後の交渉の変数になる見通しだ。イスラエルは米国とともに今回の戦争を戦ったが、その後の米・イラン交渉過程で排除されたうえ、戦争終結策をめぐってトランプ大統領と見解の相違を示してきた。
ネタニヤフ首相は前日のフォックスニュースのインタビューでも、戦争終結の条件について「イラン政権が交代するか、核プログラムを中断して路線を変えなければならないという事実を自ら悟るほど十分に弱体化しなければならない」と述べ、イランに対してより強力な軍事行動が必要だと主張した。
トランプ大統領はゼレンスキー大統領とも会談する。ゼレンスキー大統領はネタニヤフ首相と同様に、リンジー・グラハム前米連邦上院議員の葬儀に参列するための訪米の機会にトランプ大統領に会う。
グラハム前議員はイランとロシアに対して強硬な立場を示してきた代表的なタカ派政治家だった。これにより、ゼレンスキー大統領は葬儀に直接参列して故人を追悼するとともに、ロシアへの制裁とウクライナ支援の強化を要請することに今回の訪米の焦点を合わせるとみられる。
これまでウクライナを批判してきたトランプ大統領の態度にも近ごろ変化が見られた。トランプ大統領はゼレンスキー大統領とのアンカラ会談で、ウクライナにパトリオットミサイルの生産を許可すると明らかにしたことがある。