数十万人の人出が押し寄せたドイツ・ベルリンの性的少数者のイベント会場に車1台が突入し、少なくとも1人が死亡し14人が負傷した。
26日(現地時間)ドイツ警察によると、この日午後10時ごろ、クリストファー・ストリート・デー(CSD)イベント参加者が行進したルート近くのベルリン・ティーアガルテン公園に白いワゴン車1台が進入して複数人をはねた後、木に衝突した。
現地メディアによれば、負傷者の一部は重傷で危篤の状態である。負傷者は現場に出動した救急隊の治療を受けている。
正確な犯行動機や容疑者の身元などはまだ確認されておらず、警察は容疑者を追跡中であることが判明した。
フロリアン・ナート警察報道官は、ベルリン警察のエックス(X・旧ツイッター)アカウントに掲載した動画で「有力な容疑者を見つけるために集中的な捜索を進めている」と述べた。
容疑者は車両を捨てて逃走した。警察は、今回の事件に関与したと推定される車両が放置されたまま発見されたとAFP通信に伝えた。
事故発生後、警察と主催側は安全上の理由からイベントを全面中止した。警察は参加者に対し直ちに会場を離れて帰宅するよう要請し、人命被害が発生した区域を全面的に封鎖した。
カイ・ヴェグナー・ベルリン市長は今回の事件について「自由で開かれた社会に対する攻撃だ」とし、「寛容で平和なベルリンのために集まった集会が残酷に攻撃された」と非難し、被害者とその家族を慰めた。
フリードリヒ・メルツ独首相は加害者を厳罰に処すと公言した。メルツは声明で「この恐ろしい行為が徹底的に捜査され、処罰されるよう強力に推進する」と明らかにした。
欧州最大規模の性的少数者の祭りの一つであるベルリンCSDイベントにはこの日数十万人の人出が集まった。事故が発生する前まで、イベント参加者は都心を行進し、音楽に合わせて踊るなど、平和裏に祭りを楽しんでいたとAP通信は伝えた。