フランスとスペインで大規模な山火事が発生し、25日(現地時間)に住民26万人以上が避難するなど被害が拡大している。

フランスの日刊紙ル・フィガロによると、ローラン・ヌニェス内相はこの日昼の状況ブリーフィングで、22日に南西部で始まった山火事が燃え広がり続け、これまでに4万ヘクタール(㏊)以上が焼失したと明らかにした。

25日(現地時間)、フランス・ボルドー近郊の山火事で避難した住民が滞在する臨時避難所が設けられたボルドーの展示センター。/ロイター 聯合ニュース

今年に入りフランスで焼けた面積は約9万8000㏊で過去最大規模を記録した。ボルドー近郊まで延焼が及ぶなか、ジロンドで16万7000人、隣接するランドで3万人など計19万7000人が避難した。

フランス政府は軍兵力約1000人を投入し、A400M軍用輸送機を動員するなど消火作業に総力を挙げているが、強風などの気象条件により困難に直面している。

スペインでもマドリード西部で発生した山火事が拡大し、これまでに約7万人が避難した。焼失面積は2万5000㏊に達し、現地当局は火災の規模が消防隊の対応能力を上回っていると明らかにした。

ペドロ・サンチェス・スペイン首相は被災地を訪れ、人命保護を最優先にすると明らかにした。サンチェス首相は「気温は下がったが、風がどう変わるか分からず、今後数時間は複雑な状況が続く」と述べ、「気候変動で山火事の規模と強度が次第に大きくなっている」と語った。

今年に入りスペインで焼けた面積は13万㏊で直近10年の平均を上回った。スペインの保健当局は、山火事により超微小粒子状物質の濃度が世界保健機関(WHO)の勧告基準を大きく上回っているとして、屋外活動を控えるよう求めた。

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