米ニューヨーク株式市場の主要株価指数が24日(現地時間)の取引序盤にまちまちの展開となっている。中東の緊張が高まり、様子見ムードが広がったとの見方である。
同日午前9時37分現在、ニューヨーク証券取引所でダウ工業株30種平均は前日比115.87ポイント(0.22%)高の5万1827.52となっている。同時刻、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500種指数は前日比10.27ポイント(0.14%)高の7418.57、ナスダック総合指数は前日比24.42ポイント(0.1%)安の2万5113.27を記録した。
インフレ懸念が強まり、市場が動揺している。世界の債券市場でベンチマークとなる米10年物国債利回りが4.7%台を行き来している。米国とイランの応酬が14日目に入り、国際原油価格が1週間で10%超上昇した影響である。
ひとまずドナルド・トランプ米大統領がイラクを通じてイランに停戦を提案したものの、これを拒否したとの報道が出て、国際原油価格と債券利回りはいずれもいったん鈍化している。交渉の可能性への期待が働いたとみられる。イラク政府は報道内容を否定した。
グーグルの持株会社アルファベットやインテルなどを皮切りに、米ビッグテックが今年第2四半期(4〜6月)の決算発表シーズンに入るなか、銘柄ごとの株価変動幅も拡大する見通しだ。
米連邦公開市場委員会(FOMC)会合も控えている。連邦準備制度理事会(FRB)は28日から29日にかけてFOMCを開き、政策金利を協議する。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)のフェドウォッチツールによると、フェデラルファンド金利先物市場の参加者は7月の金利据え置きの可能性を64.2%として織り込んでいる。0.25%ポイントの利上げの可能性は35.8%だ。利上げ見通しは1週間で20%ポイント超上昇した。