ドイツのプロサッカー舞台で活躍中のイェンス・カストロプ(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)が、韓国代表として臨んだ人生初の国際サッカー連盟(FIFA)ワールドカップの舞台を、濃い悔しさの中で振り返った。
23日(現地時間)ドイツメディアのビルトによると、カストロプは最近、所属クラブの公式トレーニングを消化した後、取材陣と会い、2026年北中米ワールドカップでの生々しい体験談と、迫る新シーズンに臨む覚悟を語った。
2003年にドイツのデュッセルドルフでドイツ人の父と韓国人の母の間に生まれたカストロプは、韓国の男子サッカー史上初めて外国で生まれ太極章(韓国代表の象徴)を胸にワールドカップ本大会の舞台に立った多文化家庭出身の選手である。
しかしカストロプが踏んだピッチは、南アフリカとのグループリーグA組最終第3戦で後半開始と同時に交代出場して消化した45分がすべてだった。この試合で韓国は0-1で敗れ、1勝2敗の組3位という成績でベスト32のトーナメント進出に失敗し、むなしく荷造りするほかなかった。
その後休養を取り、今週初めにメンヒェングラートバッハに合流したカストロプは、ワールドカップを振り返り「もちろん多くを学び経験し、一生忘れない」と述べた。しかしすぐに「試合の面では誰もが期待した結果ではなかった」とし、「個人的にも結果に完全には満足していない」と語った。
カストロプが今大会で惜しんだ点は、不足していた出場機会と、メキシコのグアダラハラに設けられていた代表チーム宿舎の厳格な統制環境だった。カストロプは「治安が不安定な地域という特性上、ホテルの外へ一歩も出られなかった」とし、「試合がすべて終わってからようやく2日間だけ家族の顔を見ることができた」と打ち明けた。続けて「自分を応援するために来た一家が1カ月間、生業を後回しにして現地まで飛んできたのに、試合にもろくに出られず、面会さえ自由にできず、精神的にとても辛かった」と付け加えた。