6日(現地時間)、イランのテヘランにあるアザディ広場で執り行われたアヤトラ・ハメネイの告別式に参加した市民が「強力な復讐」と書かれた手持ちのプラカードを掲げている。/聯合ニュース

米国とイランの武力衝突が7日目に入るなか、イランが両国間の終戦了解覚書(MOU)履行を公式に中断すると宣言した。先月に締結されたMOUが事実上効力を喪失したことをイラン政府が公に認めたのは初めてである。

18日(現地時間)にイランのファルス通信などによれば、カゼム・ガリババディ外務次官は、米国が終戦MOUに基づく義務に先に違反したとし「イランもこれ以上いかなる義務も履行しない」と明らかにした。

ガリババディ次官は「米国はイスラマバードMOUに基づく自国のすべての義務に違反し、履行を中断した」とし「その結果、イランもMOU上の義務履行をすべて中断し、もはやいかなる約束も履行していない」と述べた。

米国との交渉再開の可能性についても線を引いた。ガリババディ次官は「現在の最優先課題は国家を防衛することだ」とし「米国も軍事的圧迫では何も得られないという事実を悟ったはずだ」と述べた。続けて「彼らが賢明であるなら別の方策を選ぶべきだ」と付け加えた。

アルジャジーラは、イラン政府がMOUの終了と義務履行の中断を公式に宣言したのは初めてだと評価した。

米国とイランは先月17日、ホルムズ海峡の安全な航行を保障し、60日間の核交渉を推進する内容を盛り込んだ終戦MOUを締結した。しかし、ホルムズ海峡の管理方式などをめぐる意見の相違が埋まらず、交渉は事実上進展を得られなかったうえ、今月に入って両国は再び武力衝突に突入した。

米中央軍(CENTCOM)はこの日、イランへの空爆を7日連続で実施したと明らかにした。米国は監視施設や軍需支援施設、地下の武器貯蔵庫などを攻撃したのに続き、最近では空港や鉄道、橋梁など民間インフラにまで攻撃範囲を広げている。

イランも湾岸地域の米軍と米国の友好国を狙った報復攻勢を続けている。AFP通信によれば、クウェートでは発電所と淡水化施設の一部がイランの攻撃を受けて発電設備の稼働が中断され、国際空港もミサイルとドローンの脅威で航空便の運航を一時中断した。バーレーンは防空網でイランの空爆を迎撃したと明らかにし、カタールとヨルダンも自国の領空に接近したミサイルを撃墜したと発表した。

中東情勢はホルムズ海峡と紅海をめぐる緊張が同時に高まるなか、さらに悪化する様相だ。イランが終戦MOU履行の中断を公式化したことで、外交的解法による早期停戦の可能性は一段と低下したとの評価が出ている。

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