ネットフリックス(Netflix)が2四半期(第2四半期)の決算発表を前に、ウォール街の関心が加入者数よりも利用者の「몰입도(Engagement)」に集まっている。広告事業がまだ主要収益源として定着していないなかで、利用者の視聴時間とサービス利用頻度を引き上げられるかが今後の成長を左右する核心変数として浮上したためである。とりわけ広告事業の拡大とライブコンテンツへの投資が今後の成長を継続できるかを見極める分岐点と評価される。

ネットフリックスのロゴ。写真は5月、米カリフォルニア州ロサンゼルスの企業建物に掲示されたもの。記事内容とは関係ありません。/AFP・聯合ニュース

15日(現地時間)ロイター通信・ウォールストリートジャーナル(WSJ)などによると、ネットフリックスは16日(現地時間)の取引終了後に第2四半期の決算と今後の事業見通しを発表する。投資家は広告事業の成長動向と利用者몰입度の変化、ライブコンテンツ投資の効果、年間業績ガイダンス(売上高見通し)、下半期のコンテンツ戦略などを核心の点検事項とみている。

ロンドン証券取引所グループ(LSEG)が集計した市場予想(コンセンサス)によると、ネットフリックスの第2四半期売上高は125億9000万ドル(ハンファ 約18兆7300億ウォン)で、前年同期比13.6%増と見込まれる。これは約1年ぶりに最も低い売上高成長率である。調整後1株当たり利益(EPS)は0.79ドル(約1175ウォン)と予想された。

ウォール街が今回の決算で特に注目する指標は利用者몰입度である。利用者몰입度は、利用者がコンテンツをどれだけ長く視聴し、映画やシリーズをどれほど頻繁に最後まで見るかなど、プラットフォームの利用度合いを総合的に示す指標で、ネットフリックスが昨年から加入者数を主要業績指標(KPI)から事実上外したことで、成長性を判断する核心基準として浮上した。

最近ネットフリックスの内部でも利用者몰입度の低下が主要懸案として取り扱われたと伝えられている。WSJは、ネットフリックス経営陣が今年春の年次事業点検会議で利用者몰입度の減少兆候を確認し、その後、関連問題が社内会議で繰り返し議論されたと報じた。

オンライン動画市場の競争が激化している点もネットフリックスの課題に挙げられる。ディズニープラスやアマゾンプライム・ビデオ、HBOマックスなど既存のストリーミング事業者に加え、YouTubeや短尺動画を前面に出したモバイルプラットフォームまでが利用者の視聴時間を巡って競争し、利用者몰입度を維持することが次第に難しくなっているためだ。ブルームバーグ通信は今月初め、『ナイト・エージェント(The Night Agent)』や『성난 사람들(Beef)』などネットフリックスの一部人気作品の後続シーズン視聴者が第1シーズンより半分以上減少したと報じた。

こうした状況のなか、ネットフリックスは利用者몰입度を高めるためにサービス形態を多様化している。広告事業を拡大する一方、スポーツなどライブコンテンツを強化し、リアルタイムチャンネルの導入や、他のストリーミングサービスを自社プラットフォームで束ねて販売するバンドル商品も検討中である。利用者のプラットフォーム利用時間を増やし、広告事業の競争力を強化するための戦略とみられる。

ただし広告事業が当初の期待ほど速く成長しているかは、今回の決算の核心の観戦ポイントである。LSEGはネットフリックスの第2四半期の広告売上高が7億0580万ドル(約1兆0504億ウォン)に達すると予想した。市場調査会社イーマーケター(emarketer)のロス・ベネス・アナリストは「ネットフリックスの広告事業は大半のアナリストが当初予想したほど大きく成長できていない」と述べ、「広告事業の予想を下方修正せざるを得なかった」と説明した。

ネットフリックスは今年第1四半期の決算発表時に、年間売上高ガイダンスを507億〜517億ドル(ハンファ 約75兆〜76兆ウォン)と提示した。業界では、今回の決算で広告事業の成長動向とライブコンテンツ投資の効果が確認されるか、年間売上高ガイダンスを維持または上方修正するかが核心の観戦ポイントになると予想している。

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