ニューヨーク株式市場で主要3指数が上昇して始まった。生産者物価指数(PPI)が予想を下回り、投資家心理を刺激したとみられる。
15日(現地時間)午前9時36分時点、ニューヨーク証券取引所でダウ工業株30種平均は前日比187.28ポイント(0.36%)高の5万2695.55を付けた。
スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500種指数は33.18ポイント(0.44%)高の7576.77、ナスダック総合指数は182.48ポイント(0.70%)高の2万6289.48となった。
前日の6月消費者物価指数(CPI)に続きPPIも予想を下回った結果だと解釈される。米連邦準備制度理事会(Fed・FRB)がこれまでほどタカ派的ではないとの見方に力が入り、投資心理が改善したということだ。
米労働省によると、先月のPPIは季節調整済みで前月比0.3%低下した。これに先立つ市場予想は横ばいだった。
変動の大きい食品とエネルギーを除くコアPPIも0.2%上昇にとどまり、市場予想(0.4%上昇)を下回った。
ただしFRBと米経済が完全に安心すべきではないとの指摘が出ている。
バイタルナレッジの創業者、アダム・クリサフリは「インフレは依然として絶対水準で高く、原油価格は再び上昇基調にある」と述べ、「人工知能(AI)もインフレ要因として作用している」と語った。
業種別ではエネルギーとヘルスケアを除く全業種が堅調だった。
ペイパルは決済会社ストライプとプライベートエクイティのアドベント・インターナショナルが共同で買収を提案したとの観測が広がり、株価が18.12%急騰した。
ブラックロックは4〜6月期(第2四半期)決算が予想を上回り、発表後に7.61%上昇した。
国際原油は上昇基調を示した。
同時刻、期近である2026年8月渡しのウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物価格は1バレル=80.29ドルと、前日比1.20%高で推移している。