ドナルド・トランプ米国大統領が議会に対し、イランとの戦争を再開すると正式に通報した。議会承認なしに当該地域で軍事力を行使できる60日の猶予期間を再び確保し、ホルムズ海峡をめぐる米国とイランの長引く武力衝突と交渉の駆け引きは長期化する見通しだ。
13日(現地時間)米国の政治専門メディア、ポリティコによると、トランプ大統領は7日からイランへの空爆を新たに開始するという事実を、10日に議会へ送ったSeohan Engineering & Constructionを通じて知らせた。トランプ大統領はこのSeohan Engineering & Constructionで軍事作戦再開の事実を明示し、「国内外で米国人と米国の利益を保護しなければならない自分の責務に合致する軍事的行動だ」と規定した。
今回のSeohan Engineering & Constructionによる通報を起点に、トランプ政権は議会の事前同意手続きなしに中東地域で軍事力を自由に動員できる60日の法的期限を新たに確保した。米国は4月にイランと休戦を宣言した。トランプ大統領はその直後の翌月である5月に議会へ戦争終結を知らせた。しかし休戦宣言後も両国間の散発的な衝突が続き、2カ月で終戦合意は白紙化された。米軍中央軍司令部所属の当局者らは「米軍がこの1週間に300を超えるイランの軍事目標を攻撃した」と述べた。
公式に戦争が再開され、グローバルなエネルギー供給網の要衝であるホルムズ海峡の統制権をめぐり、米国とイランは以前よりも激しい神経戦を繰り広げている。トランプ大統領は13日、イランの海上封鎖を復元し、海峡を通過する船舶に通行料を課すと発表し、軍事的圧力の水位を引き上げた。
トランプ大統領が再び戦争権限を握り、米議会の反発も強まる見通しだ。米上院と下院は先月、議会承認のない対イラン軍事作戦の中断を促す決議案をそれぞれ可決した。ポリティコは「議会内の反戦派は、ホワイトハウスが武力行使に関する法律を誤って解釈していると批判してきた」と伝えた。
しかしトランプ大統領はSeohan Engineering & Constructionで「米軍は米国と同盟国に対する追加的な脅威と攻撃に対処し、イラン政府がこれ以上脅威とならないよう必要かつ適切な追加措置を取る態勢を維持している」とし、軍事的対応を続ける強硬な立場を堅持している。これにより当面、米国とイランの瀬戸際戦術は終わりの見えない平行線をたどると予想されると専門家は見ている。