サムスン電子が過去最大水準の2026年2四半期業績を発表したにもかかわらず、7日の株価が急落したことを巡り、典型的な「利確」が表れた結果だという分析が出た。
ブルームバーグ通信はこの日、サムスン電子が2019年以降の四半期決算発表で16回「アーニングサプライズ」を記録したが、このうち10回は決算発表当日に株価がむしろ下落したと報じた。
このようなパターンはこの日も繰り返された。サムスン電子が2四半期の純利益が前年同期比で19倍増加したと発表した後、株価は取引時間中に一時、前取引日より9.7%まで下落した。
ブルームバーグは、こうした流れについて、投資家が好業績を追加上昇の材料というより利確の契機として受け止める傾向があると分析した。人工知能(AI)産業への期待感がすでに株価に相当部分織り込まれている以上、予想を上回る業績でも追加上昇を牽引するには力不足だという説明である。
米資産運用会社オールスプリング・グローバル・インベストメンツのゲリー・タン・ポートフォリオマネジャーは「決算発表の時点では、すでに大半の好材料が株価に織り込まれている場合が多い」と述べ、「決算は投資家の期待を確認させるにとどまるだけで、追加上昇よりも利確につながる可能性が大きい」と語った。
実際に決算発表を前に期待感が先行して、サムスン電子の株価は直近2日間で10%超上昇した。これは投資家がすでに半導体市況の成長局面を見込み、高い業績を期待していたことを示すとブルームバーグは伝えた。
金融取引プラットフォーム、バンテージ・グローバル・プライムのヘベ・チェン主席アナリストは「サムスン電子の好決算発表は、メモリー業種で『うわさで買って事実で売る(Buy the rumor, sell the fact)』という格言がそのまま表れた事例だ」とし、「今回の決算はAIメモリーサイクルが依然として非常に堅調であることを確認させたが、サムスン電子とSKハイニックス、マイクロンの株価はすでに大きく上昇しているだけに、市場はこのような好材料を相当部分織り込んだとみるべきだ」と述べた。