チリの首都サンティアゴの国立競技場で開催予定だった防弾少年団(BTS)のコンサートが政府の承認を得られず、現地のファンが街頭に繰り出した。

5日(現地時間)、チリの首都サンティアゴで行われたデモで、参加したファンが「私たちは一つの声、私たちはARMYです」と書かれた横断幕を掲げて抗議している。/EPA 聯合ニュース

5日(現地時間)、サンティアゴ中心部にはBTSのファンダムであるARMYが数百人集まり、抗議デモを行った。参加者は「BTSを国立競技場へ」と書かれた横断幕を掲げ、BTSの楽曲を歌いながら大統領官邸のモネダ宮殿近くまで行進した。

デモは平穏に進行したと伝えられている。参加者の相当数はBTSの象徴色とされる紫色の服を着て現地に集まった。

20代の参加者の一人はスペインのEFE通信とのインタビューで「私たちは非常に怒っている」と述べ、「コンサートを中止することはできない。私たちが愛し、人生を支えてくれたアーティストに会う機会を奪うことだ」と語った。

先に、チリ国立競技場の使用承認権限を持つ国立スポーツ研究所(IND)は、10月に予定されていたBTSのコンサート3公演を承認しないと明らかにした。

INDは、360度ステージの設置過程で競技場の芝が損傷する可能性があるとみている。今後のサッカーの試合や大型イベントの日程にも影響を及ぼしかねない点を不許可の理由に挙げた。

IND側は、今回の決定は「純粋な技術的基準に基づく決定」だと説明した。BTS公演に使用される舞台構造物が約600t規模の荷重を芝にかけ、施設運営に支障を来す恐れがあるという。

チリ政府は、現地の公演企画会社DGメディオスが競技場の使用承認を受ける前にチケット販売を進めた点も問題視している。

しかし、ファンや一部の政界からは政府の決定を受け入れ難いとの反応が出ている。EFE通信は、一部でチリ政府が国内の懸案を覆い隠すために今回の事案を政治的に決めたとの批判も提起されていると伝えた。

一部の野党関係者は、政府が大規模な文化イベントを適切に調整できなかったと指摘した。関係者は、公演不許可の決定に関する情報公開と責任追及も求めている。

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