ハンファオーシャンが建造した張保皐IIIバッチ2潜水艦。/ハンファオーシャン提供

カナダ政府が次世代潜水艦導入事業の優先交渉対象者としてドイツのTKMS(旧ティッセンクルップ・マリン・システムズ)を選定したと伝えられている。韓国のハンファオーシャンとHD現代重工業は最終競争で受注を逃す公算が大きくなった。

カナダ有力日刊紙グローブ・アンド・メールは6日(現地時間)、カナダ政府が次世代潜水艦導入事業である哨戒潜水艦プロジェクト(CPSP)の優先交渉対象者としてドイツのTKMSを選定したと報じた。

報道によると、マーク・カーニー・カナダ首相は同日午後5時10分(韓国時間7日午前5時10分)に、老朽化したビクトリア級潜水艦を代替する新規ディーゼル推進潜水艦の獲得計画を発表しつつ、CPSPの優先交渉対象者を併せて公開する予定である。

CPSPは、カナダ王立海軍が運用中の2400トン級ビクトリア級潜水艦4隻を、2030年代半ばまでに最大3000トン級ディーゼル潜水艦12隻へと更新する大型事業である。潜水艦導入費用と今後30年間の維持・補修・整備(MRO)費用を含めると、事業規模は最大600億カナダドル(約60兆ウォン)に達するとカナダ海軍は試算している。

今回の事業にはハンファオーシャンとHD現代重工業が適格候補(ショートリスト)に入り、TKMSと最終局面で競った。国内企業は優れた技術力と相対的に速い納期能力を前面に出して受注戦に臨んだが、最終的にドイツが優位を占めたとみられる。

業界では、カナダが北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるドイツとの安全保障協力の強化を勘案した点が最終判断に影響を及ぼしたと分析している。

ただしカナダ政府の公式発表はまだ行われていない。ハンファオーシャン関係者は「現在、現地の状況を把握している」と述べ、「(カナダ政府などから)公式に連絡を受けた事実はない」と語った。

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