ウラジーミル・プーチン露大統領が米国の独立250周年を機にドナルド・トランプ米大統領と約90分間電話会談を行い、ウクライナ戦争や二国間関係などを協議した。
5日(現地時間)タス通信とロイター通信などによると、ユーリー・ウシャコフ露大統領府(クレムリン)外交政策補佐官は、プーチン大統領が米国の独立250周年を祝しトランプ大統領と通話したと明らかにした。
ウシャコフ補佐官は「通話は正確に1時間25分続き、実務的でありながら非常に建設的な雰囲気で行われた」と説明した。
ウシャコフ補佐官によれば、トランプ大統領は来週トゥルキエで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を前に、ウクライナ戦争の解決に向けた努力を続ける意向を示した。
また米国側特使のスティーブ・ウィトコフと娘婿のジャレッド・クシュナーが仲裁努力を継続するためモスクワを再訪する準備ができていると述べた。
ウシャコフ補佐官は、プーチン大統領がウクライナの戦況に関する自身の評価をトランプ大統領に伝えたと述べた。
通話では第2次世界大戦当時の米国とソ連の同盟関係にも言及があったとされる。
クレムリンは別途に公表した祝電で、プーチン大統領が「ロシアと米国は世界最大の核保有国として国際の安全と安定に特別な責任を負っている」とし、「建設的で対等かつ相互に利益となる関係は両国だけでなく国際社会全体の利益にも合致する」と述べたと伝えた。
トランプ大統領は前日、ボロディミル・ゼレンスキー・ウクライナ大統領とも電話会談を行った。ゼレンスキー大統領は自身のX(旧ツイッター)を通じ、トランプ大統領と戦争問題を協議したとし「非常に良い通話だった」と評価した。
一方、プーチン大統領は通話に先立ち3日、軍服姿で前線支援指揮所を電撃訪問した。約6カ月ぶりの公開の前線訪問である。
プーチン大統領は軍指導部から、ウクライナ東部の戦略要衝であるコスチャンティニウカを掌握したとの報告を受けた後、ウクライナがロシアの民間インフラを攻撃すればするほど、ハルキウとスーミ地域の「安全の緩衝地帯」を拡大すると明らかにした。
プーチン大統領はウクライナの最近の戦果を「想像上の成果」だと過小評価し、ゼレンスキー大統領などウクライナ指導部を「俳優たち」だと非難した。
これに対しウクライナはコスチャンティニウカ陥落の主張を即座に否定した。ゼレンスキー大統領は「また一つのロシアの嘘だ」としてプーチン大統領の主張を反駁した。