ベス・ハメック・クリーブランド連邦準備銀行(連銀)総裁は、人工知能(AI)インフラに対する需要が持続するなかでインフレが深刻化し得ると述べた。
ハメック総裁は30日(現地時間)、米経済専門局CNBCのインタビューで「現在のインフレは高すぎ、過去5年間にわたり高い水準を維持してきた」と語った。
続けて「政策的観点から見ると、こうした状況が続く場合、インフレを連邦準備制度(Fed・FRB)の目標に戻すために利上げが必要になる可能性がある」と付け加えた。
ハメック総裁はAI関連支出が増えている点に注目し、所管地域のデータセンター向け電力開閉装置メーカーを例に挙げた。
総裁は「このメーカーによれば、需要に際限がなく、発注元であるハイパースケーラー(大規模データセンター運営企業)は投入材についてほぼいかなる価格でも支払う意思があり、製品は今すぐにでも完成してほしいと言うほど切迫している」と述べた。
また「全般的に、特に大企業は経済情勢の大きな制約を受けない。金利やクレジットスプレッドのために投資や成長をためらっているという話を聞いたことがない」と明らかにした。
ハメック総裁の見解はケビン・ウォッシュFRB議長の主張とは対立する。ウォッシュ議長は、AIによる生産性向上が人件費を下げ、最終的にデフレ効果をもたらすとみている。
ただしハメック総裁も「AIは双方向に影響を及ぼし得る」と言及した。
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