「日本で使用した中古品(Used in Japan)」を前面に出す日本のリセール(中古)企業が、東南アジアと香港を中心に海外事業の拡大を加速していることが明らかになった。
29日(現地時間)のNikkei Asiaによると、日本の中古流通企業は日本産中古品の高い品質と厳格な真贋鑑定システムを競争力として掲げ、マレーシアやタイ、台湾、香港などアジア市場を攻略している。現地で中古消費文化が急速に広がっているうえ、「日本で使用された製品」への信頼が高い点を積極的に活用する戦略である。
代表例として、衣料大手ワールド(World)の子会社ティンパンアリー(Tin Pan Alley)は27日、マレーシア・クアラルンプールに中古衣料ブランド「ユズボウル(Usebowl)」の初の海外店舗を開いた。ユズボウル製品は日本では大半が2,500円(2万3,800ウォン)前後で販売されているが、マレーシアでは約1,000円(9,500ウォン)水準の価格で販売される。現在は日本から持ち込んだ衣料やバッグ、靴などを販売しており、今後は現地でも商品を買い付ける計画である。
ティンパンアリーのヒラノ・ダイスケ代表は「マレーシアには低価格のリセール店が多く、特に若年層を中心に中古衣料文化が根付いている」と述べ、「価格競争力の高いユズボウルは現地市場と相性が良いと判断した」と語った。
ティンパンアリーは、より高価格帯商品を扱う中古セレクトショップ「ラグタグ(Ragtag)」も昨年にタイと台湾へ進出したのに続き、7月末には香港にも出店する予定である。企業は2029年までにタイ・台湾・香港・マレーシアでラグタグとユズボウルの店舗を合わせて計30店まで拡大する目標を掲げた。
日本最大の中古チェーンの一つであるジオホールディングス(Geo Holdings)も東南アジア攻略を本格化している。企業は中古店ブランド「セカンドストリート(2nd Street)」を2035年3月までにマレーシアで55店、タイで50店まで増やす計画である。タイは現在の約5倍に拡大する水準だ。
トレジャーファクトリー(Treasure Factory)も今年4月時点でタイ6店、台湾3店を運営中で、海外事業の収益基盤が確立されたことから、今後は毎年2〜3店ずつ新規出店する計画である。
Nikkei Asiaによると、企業各社は「日本で使用された中古品」そのものが一つのブランドとして定着していると分析する。日本の店舗で直接確保した商品を海外店舗の初期在庫に活用し、厳格な真贋鑑定と洗浄・修繕工程を経る点が、現地消費者から高い信頼を得ているという。一部の衣料やアニメグッズ、楽器などは日本よりも海外でより高値で取引されていることが分かった。
ボストンコンサルティンググループ(BCG)は昨年末の報告書で、グローバル中古ファッション・ラグジュアリー市場が2030年に最大3,600億ドル規模へ成長し、現在より約60%拡大すると展望した。BCGのモリタ・アキラ・コンサルタントは「中古衣料が若年世代の一つのファッション文化として定着し、東南アジア市場も継続的に成長する」と分析した。