中国の6月の製造業景況感が停滞局面を脱し、拡大基調に戻った。これは人工知能(AI)ブームに伴う輸出の好調などに支えられたとの分析である。

中国南京港。/AFP聯合ニュース

中国国家統計局は30日、6月の製造業購買担当者指数(PMI)が50.3を記録したと明らかにした。企業の購買担当者を対象とする調査に基づき作成されるPMIは、関連分野の景気動向を示す指標で、50を上回れば景気拡大、下回れば景気後退に区分される。

中国の製造業PMIは2月に49と年内最低を記録した後、3月(50.4)と4月(50.3)は拡大局面にとどまったが、5月は50に下がった。フオ・リフイ国家統計局首席統計士は、6月のハイテク製造業PMIが前月比0.6上昇の53.5を記録し、好調を牽引したと説明した。

海外報道によると、製造業PMIの上昇はAIブームに伴うハイテク製造業の好調が影響したと評価される。ただし製造業の景気回復がAI関連産業と輸出に大きく依存しているだけに、低迷する内需と投資が持ち直さなければ回復基調の持続は難しいとの指摘も出ている。

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は「6月の経済指標は、中国が内需不振の中でも強力な海外需要に支えられて成長を続けていることを示唆する」としたうえで、「ただし、こうした回復基調は輸出とAI関連技術に大きく依存している。中国の消費支出は先月に3年余りぶりに初めて減少し、投資も一段と萎縮して経済の不均衡が深まっている」と分析した。

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