米銀JPモルガン・チェースが企業の堅固な利益成長の流れを反映し、今年のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500種株価指数の年末見通しを従来の7600から7800へ引き上げた。
24日(現地時間)のブルームバーグ通信によると、新たに示した目標水準は前日の終値(7365.46)と比べ、今後6%程度高い水準である。
JPモルガン・チェースでグローバル市場戦略を統括するドゥブララブコ・ラコス・ブザス・チーム長は、上場企業の業績見通しが全般的に改善した点を今回の上方修正の根拠に挙げた。ラコス・ブザスは投資家向けノートで、2026年と2027年の企業利益見通しの平均値がそれぞれ年初比で10%近く跳ね上がったと指摘した。
ラコス・ブザスは、このように短期間で業績期待値が好転するのは極めて稀な現象であり、たいていは深刻な経済的ショックや不況のトンネルを抜けた直後に観測される異例の様相だと診断した。あわせて、振り返ればS&P500企業の利益創出能力を過度に保守的に評価していたようだと付け加えた。
ラコス・ブザスは、こうした「ポジティブ・サプライズ(肯定的衝撃)」が1〜3月期の企業決算開示期間に本格化したと分析した。当時、多くの企業が将来成長に向けた設備投資計画を引き上げたうえ、人工知能(AI)スタートアップのAnthropicなどがAI技術の実際の収益モデルを首尾よく実証したことが、市場ムードを変える決定的な契機になったという説明である。
しかし、楽観論の中でも警戒の声を忘れなかった。ラコス・ブザスは「指数が今後も上昇しても、その過程が真っすぐな直線のように滑らかではないだろう」と助言した。株式市場が一段と跳躍するには、目下直面している複数の経済的な障害が先に解消される必要があるためだ。
加えて、迫る4〜6月期の決算シーズンを前に投資家のハードルがすでに高まりすぎている状態のため、並の好業績や投資拡大発表の細部の数値では市場を驚かせる「アーニング・サプライズ」を記録するのが以前よりはるかに難しくなったと見通した。