22日に北京で開かれた第4回中国国際サプライチェーン博覧会で、エヌビディアのブースに中国企業がエヌビディアのプラットフォームを活用して開発したロボットが展示されている。/北京=イ・ウニョン特派員

第4回中国国際サプライチェーン博覧会(CISCE)が開幕した22日午後1時(現地時間)、北京順義区の中国国際展覧中心に入ると、各種ヒューマノイド(人型ロボット)がまず目を引いた。中国の主要産業博覧会でヒューマノイドが前面に立つのは今に始まったことではないが、この日は「踊るロボット」「ボクシングするロボット」を越えて、AIなど先端技術が実際の産業と日常にどれほど深く浸透したかを示す展示に近かった。

展示館では単なる「ロボット(机器人)」ではなく「体化知能(Embodied AI・具身智能)」という言葉が頻繁に目についた。体化知能はロボットが物理的環境と相互作用しながら学習・進化するAI応用分野で、中国政府が次世代AI産業の核心分野として育成している。「ロボット」より「知能」にアクセントを置くことで、ハードウエア競争を越え、AIエコシステム競争へと重心が移っていることを示す局面と受け止められる。

22日に北京で開幕した第4回中国国際サプライチェーン博覧会のインテルのブースで、中国の協力企業がインテルのチップで開発したヒューマノイド秘書とヒューマノイド警察官が展示されている。/北京=イ・ウニョン特派員
5月、中国南部の貴州にある観光地で、インハトンヨンのギャルボット2台が働くコンビニ・カフェが営業している様子。/北京=イ・ウニョン特派員

会場に展示されたロボットは、従来のように単に敏捷性やバランス感覚を誇示するにとどまらず、実生活への適用可能性を強調した。カフェなどで顧客と対面するサービス用ロボットから、産業用ロボット、医療用ロボット、ペット型ロボットなど多様な分野で活用できる応用事例が紹介された。AIが画面内のソフトウエアを越えて現実空間へと拡張していることを示す場面であった。

こうした変化は展示館の名称にも表れる。昨年の博覧会では先端技術展示館に「デジタル(数字)技術チェーン」という名称が付いたが、今年は「デジタル・知能化(数智)技術チェーン」となった。「デジタル(数字)」と「知能(智能)」の合成語である「数智」は、最近の第15次5カ年計画(2026〜2030年)で核心キーワードとして示された語で、データを収集・接続する「デジタル化」を越え、AIがこれを分析する段階まで包含する。

22日に北京で開幕した第4回中国国際サプライチェーン博覧会で、TCLのペットロボットが展示されている。/北京=イ・ウニョン特派員

◇ 85カ国・地域から1200社超が参加…主役は「AI」

昨年に続き、今年の最大のテーマもAIとロボットであった。展示館にはエヌビディア、インテルなどグローバル半導体企業のブースが密集した「人工知能(AI)エリア」が今年初めて設けられ、アップル、クアルコム、マイクロン、アリババなど主要なAIエコシステム企業が来場者を迎えた。SKハイニックスも単独ブースを構え、協力企業の半導体関連製品を展示した。

主催側によると、この日の博覧会には計85カ国・地域および国際機関から676の企業・機関が参加した。協力企業まで含めると計1200を超える企業・機関が参加した。主催側は「参加企業のうち65%以上がフォーチュン500企業または業界のリーディングカンパニーであり、海外参加比率は36.5%だ」と説明した。

22日に北京で開幕した第4回中国国際サプライチェーン博覧会で、海外バイヤーが中国の医療AIロボットのデモを見学している。/北京=イ・ウニョン特派員

◇ 米中の相互制裁下でも…産業界のAI協力事例を前面に

この日、現場でとりわけ目を引いたのは米中ビッグテックの協業であった。インテルのブースには長安汽車(长安汽车)と米半導体企業インテルが共同開発した電気自動車モデルが展示されていた。車両に適用された技術は「AIボックス」で、PCに外付けハードディスクを接続するように、車両にAIコンピューティングボックスを接続して車両性能をアップグレードする技術である。

従来の自動車はコンピューティングチップが車両内部に装着されており、AI性能を高めるにはそれを丸ごと交換する必要があったが、長安汽車とインテルは車体に別体のAIコンピューティングボックスを装着し、車両を分解せずともAI性能を継続的にアップグレードできるようにした。

22日に北京で開幕した第4回中国国際サプライチェーン博覧会のインテルのブースで、チャンアン自動車とインテルが共同開発した「AIボックス」技術を搭載した電気自動車が展示されている。/北京=イ・ウニョン特派員

米国の通信・半導体企業クアルコムも、中国の通信機器・スマートフォン大手であるZTEと共同でデモンストレーションした第6世代移動通信(6G)システムを披露した。クアルコムの6G端末とZTEの基地局装置が実際の通信に成功し、13.7Gbpsのダウンロード速度を記録した。一般的な5Gのダウンロード速度が1Gbps未満であることに比べれば相当な速度だ。ただし、これは試験環境での測定速度である。

エヌビディアのブースにも中国AI企業との協力事例が紹介された。銀河通用(银河通用)などのヒューマノイド企業だけでなく、テンセント(腾讯)クラウド、バイドゥ(百度)、小紅書(小红书)などがエヌビディアのエコシステム上で生成AIや自動運転、ロボット関連サービスを開発しているという内容であった。

これは米中首脳会談後も両国が技術覇権競争とサプライチェーン制裁を続けているなか、AIサプライチェーンが米国の核心技術と中国の応用エコシステムがかみ合う環境で作動していることを示した。とりわけ中国企業は米国企業の半導体・ソフトウエアプラットフォームを基盤に多様なAIサービスを商用化した事例を前面に掲げ、AIサプライチェーン内での中国の存在感と影響力を際立たせる様相であった。

丁薛祥中国国務院副総理はこの日の開幕式で「中国産業の競争力は、改革・開放を通じて構築された産業体系、超大型市場、膨大な人材プールの持続的なイノベーションなどが相まって作用した結果だ」と述べ、「中国は責任ある大国として、実際の行動を通じてグローバルな産業網とサプライチェーンの安定を断固支持している」と語った。

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