キア・スターマー英国首相が22日(現地時間)に辞任を発表した。2024年総選挙で労働党を圧勝に導き14年ぶりの政権交代を成し遂げてから2年に満たないうちに首相職を退くことになった。

キア・スターマー英首相が辞任を表明している。/ロイター

スターマー首相はこの日、ロンドンのダウニング街10番地の首相官邸前で発表した声明で「自分が次期総選挙で労働党を率いるのに最善の人物かどうかについて、議会労働党の答えを聞いた」とし「その判断を謙虚に受け入れる」と明らかにした。

スターマー首相は「労働党全国執行委員会(NEC)に7月9日から(党代表)候補者指名を開始し、夏季休会までに完了する日程を組むよう要請する」とし「(党代表)選挙の場合、新しい代表が9月の議会開会前に決まるようにする」と述べた。スターマーは「選挙が終わるまで首相職を維持し、秩序ある権力移行が実現するよう全てのことを行う」とし「後任を全面的に支持する」と語った。

人権弁護士出身のスターマー首相は2020年に労働党代表に就いた後、党を中道化し実用路線を強化して2024年総選挙の勝利を導いた。当時英国の有権者は保守党の長期政権に疲労感を示し、スターマーは「安定と実用」を掲げて政権交代に成功した。

しかし、与党となって以降の状況は急速に悪化した。英国経済がなかなか回復しないうえ、生活費負担、公的サービスの悪化、違法移民問題などが解決されず、労働党の支持率は下落基調を続けた。最近の地方選でも労働党が期待以下の成績にとどまり、指導部への責任論が強まった。

しかし、与党となって以降の状況は容易ではなかった。英国経済の回復が遅れるなか、生活費負担や公的サービスの悪化、違法移民問題などが続き、労働党の支持率は下落傾向を示した。最近の地方選でも労働党が期待に及ばない成績となり、指導部への責任論が大きくなった。

結局、党内では「現在の指導部では次期総選挙を戦いにくい」という声が広がった。労働党議員の間で指導部交代の要求が相次ぎ、次期党代表をめぐる競争も本格化した。今年初めに浮上したピーター・マンデルソン前駐米大使の任命をめぐる論争もスターマー政権の負担となった。当時、首相秘書室長と広報責任者が相次いで辞任し、一部の労働党関係者は公にスターマーの退陣を求めた。

英国政界ではアンディ・バーナム前マンチェスター市長が事実上の次期首相として有力だとの観測が出ている。バーナムは党内の相当数の議員から公開の支持を受け、事実上スターマー体制を揺さぶった中核人物と評価される。バーナムは18日、メイカーフィールド選挙区の下院補選で当選し、首相の最低資格要件を備えて党代表への挑戦を準備している。

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