ジョンビク・レムラ比内務相。/ロイター 聯合ニュース

2016年にフィリピンで韓国人事業家の故・ジ・イクジュ氏を拉致し殺害した容疑を受ける元フィリピン警察官が逃走の末に拘束された。

外交部によると、フィリピン警察は9日午前5時15分ごろ、現地マニラでジ氏事件の主犯と指摘されてきたラファエル・ドゥムラオを検挙した。ドゥムラオは元フィリピン警察庁麻薬取締局のチーム長で、約1年9カ月にわたり逃亡生活を続けていたとされる。

フィリピン当局はマニラ首都圏ケソンシティの一住宅でドゥムラオを逮捕した。ドゥムラオは拳銃を脇に置いたまま眠っており、逮捕当時に目立った抵抗はしなかったと伝えられている。警察は通報をもとに所在を把握した後、数週間の監視を経て身元を確認し検挙に踏み切った。

ドゥムラオは2016年10月、フィリピン北部ルソン島アンヘレス市で現職警察官らと共に麻薬取締を装い、ジ氏を自宅から拉致した後、警察庁の駐車場に連行して殺害した容疑を受けている。

ドゥムラオは一審で無罪判決を受け釈放されたが、二審で仮釈放なしの無期懲役を言い渡された。しかし逮捕状が直ちに執行されなかった隙を突いて逃走し、フィリピン当局は昨年9月に逮捕状を発付して追跡を続けてきた。

ジョンビック・レムラフィリピン内務相は今回の検挙について「法執行と裁判所の判決履行の意思を示す事例だ」と述べ、「ドゥムラオは正義の裁きを受けるだろう」と明らかにした。

これに先立ち李在明大統領は3月にフィリピンを国賓訪問した際にもジ氏事件に言及し、早期の検挙を要請した経緯がある。

李在明大統領はこの日、エックス(X・旧ツイッター)を通じて「数カ月間の追跡の末に韓国国民を殺害した現地の元警察官をついに逮捕した」と述べ、「尽力したフィリピン当局に感謝する。警察と国家情報院、外交部もご苦労さまだ」と明らかにした。

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